SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

開発用エディタのド定番「VSCode」を使いこなそう

VSCodeのソース管理をはじめよう! Gitの連携機能について解説

開発用エディタのド定番「VSCode」を使いこなそう 第7回

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 第7回は、VSCodeとバージョン管理システムGitの連携機能を紹介します。VSCodeにおけるソース管理の基本を、リポジトリの作成から変更のコミット、ブランチの作成とマージまで紹介します。

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

はじめに

 Microsoftの提供するVisual Studio Code(VSCode)は、2015年の最初のリリースから、今では開発用エディタの定番の座を占めるまでになりました。これには、無償で使えることも大きいですが、何よりエディタとしての使いやすさ、そしてさまざまな拡張機能によっていくらでも使い勝手を向上させたり、利用の領域を拡げられたりすることも大きいでしょう。本連載では、このVSCodeにフォーカスし、基本的な使い方から拡張機能の活用、そして本格的な開発現場での利用を想定した高度な機能までを紹介していくことで、読者がVSCodeマスターになるお手伝いをします。

対象読者

  • テキストエディタメインで開発してきた方
  • Visual Studioより軽い環境が欲しいと考えている方
  • Visual Sudio Codeをもっと使いこなしたい方

必要な環境

 本記事の内容は、以下の環境で動作を確認しています。

  • macOS Sonoma 14.0
    • Visual Studio Code 1.83.1

VSCodeのGit連携機能を使おう

 VSCodeは、ビルトインでGitおよびGitHubと連携する機能を備えています。GitのリモートリポジトリにGitHubを利用する限り、特別な拡張機能を追加することなく、GitとGitHubの機能をVSCodeから利用できます。VSCodeとGit/GitHubの連携機能を利用する準備として、GitのインストールとGitHubへの登録を済ませておきましょう。

macOSにGitをインストールする

 macOSでは、GitはXcode Command Line Toolsに統合されており、「sudo xcodebuild -license」コマンドでライセンスに同意することにより利用できるようになります。ただし若干古いバージョンが入るので(本稿作成時点では2.39.3)、Homebrewでインストールしたりする方法もあります(この場合のバージョンは本稿作成時点で2.41.0)。Gitの公式サイトでダウンロードとインストールの方法がガイドされています。

WindowsにGitをインストールする

 Windowsでは、Gitのダウンロードサイトからインストーラをダウンロードしてインストールするのが簡単です。32ビット版と64ビット版があるので、Windowsに合わせたものを選択します。インストーラによるインストールでは、基本的に全てのオプションは既定のままでOKです。ほかの方法として、ポータブル版(USBメモリなどに収納可能な版)や、PowerShellのwingetコマンドでソースファイルからインストールすることもできます。

[NOTE]Gitがインストールされていない場合

 VSCodeで[ソース管理]アイコンをクリックした際にGitがインストールされていなければ、例えばWindowsの場合は[Windows用Gitのダウンロード]ボタンがメッセージとともに表示されます(図1。macOSの場合はmacOS用Gitのダウンロードとなる)。ボタンクリックで開けるページはダウンロードサイトなので、そのままダウンロード、インストールできます。

図1:Gitがインストールされていない場合(Windows)
図1:Gitがインストールされていない場合(Windows)

GitHubに登録する

 GitHubの登録は、公式サイトから行います。図2右上の[Sign up]をクリックするか、図2下部の[Sign up for GitHub]欄にメールアドレスを入力して登録作業を開始します。登録に必要なのは、メールアドレスとパスワード、そしてユーザ名です。ユーザ名は、リポジトリを公開するときにURLに現れるので、それを踏まえて設定しましょう。ちなみに、あとから変更することはできません。

図2:GitHub: Let's build from here - GitHub
図2:GitHub: Let's build from here - GitHub

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
ソース管理ビューでの操作

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
開発用エディタのド定番「VSCode」を使いこなそう連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 山内 直(WINGSプロジェクト ヤマウチ ナオ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook <個人紹介>WINGSプロジェクト所属のテクニカルライター。出版社を経てフリーランスとして独立。ライター、エディター、デベロッパー、講師業に従事。屋号は「たまデジ。」。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/18617 2023/11/15 11:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング