米Googleは、AIシステムの開発を加速するオープンソースフレームワーク「Project Open Se Cura」を、11月7日(現地時間)に発表した。
Project Open Se Curaは、共同設計と開発を通じて機械学習ワークロードを備えた、フルスタックシステムの開発を加速するオープンソース設計ツールと、IPライブラリのセットを進化させることによって、セキュリティ、効率、拡張性を中心としたシステム設計を改善し、次世代のAIエクスペリエンスを強化することを目標としている。
Project Open Se Curaでは、ツールやインフラストラクチャの主要部分を、lowRISC、Antmicro、VeriSiliconといったパートナーとの緊密な協力によって開発した。lowRISCは、開発および統合ツールとともに透明性のあるRoTに貢献し、プロジェクトの安全な基盤を確保している。Antmicro は、Renodeを使用したシステムシミュレーションツールと、オープンソースのシステムレベルソフトウェアの専門知識に貢献した。VeriSiliconは、IP設計、シリコン設計、BSP開発および商品化における専門知識を提供している。
Googleとパートナーは、これらのツールを使用することによって、セキュアな機械学習機能を備えたIPライブラリを拡張し、低電力AIシステムの概念実証を行った。また、今後はCHERIイノベーション分野でのケンブリッジ大学、低電力および生成AI分野でのミシガン大学など、さらなるパートナーとの提携を目指す。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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