米GitHubは、開発者向け対話型AIアシスタント「GitHub Copilot Chat」を正式版として12月29日に公開した。GitHub Copilotの有料契約を結んでいるユーザーに追加料金なしで提供する。個人契約のユーザーはそのまま使用でき、法人契約の場合は管理者が設定を変更することで利用可能になる。
GitHub Copilot Chatは、ChatGPTのように自然言語で問い合わせ文を入力すると、最適な答えを返すサービス。GitHub Copilotは、コード記述中に続きのコードを補完したり提案する機能を提供するが、GitHub Copilot Chatは自然言語で問い合わせが可能になったため、用途が大きく広がった。また、返答を生成する大規模言語モデルにはOpenAIの「GPT-4」を採用している。
GitHub Copilot Chatは例えば、選択した部分のコードがどのような意味を持つのかを自然言語で説明したり、コードの中のセキュリティ脆弱性やエラーを発見したり、コードの機能を保ったままほかの開発言語に書き換えたりなどの機能を提供する。
GitHub Copilot Chatは、Visual StudioとVisual Studio Codeに対応する。また、JetBrainsの統合開発環境にはパブリックベータという形で対応している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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