ティアフォーは、自動運転のためのAIの開発をスケールさせる新たな取り組みとして、Co-MLOps(Cooperative Machine Learning Operations)プロジェクトの開始を発表した。
同プロジェクトで開発する「Co-MLOps Platform」を導入することにより、世界中のさまざまな地域で収集されるカメラ画像やLiDAR(Light Detection and Ranging)点群などのセンサデータが共有可能となる。さらに「Co-MLOps Platform」上で提供されるMLOps機能やエッジAIのリファレンスモデルを活用することで、各社が独自の自動運転AI開発を強化できる。
同プラットフォームの開発には、AWSのさまざまなサービスが活用される。AWSのソリューションを活用することで、最先端の技術と安定したインフラを提供し、革新的な自動運転AI開発を加速させることを目指している。
2024年の上期には、センサアーキテクチャの最適化、アノテーション形式の標準化、および大規模言語モデル(LLM)を活用したデータ検索とアクティブ・ラーニング基盤の開発を目指している。2024年の下期には「Co-MLOps Platform」の本格的な運用を開始する予定。このプラットフォームを通じて、パートナー企業との協力により、自動運転AIの開発プロセスを大幅に改善し、業界全体の技術進歩を加速させることを目指している。
また、同社は「Co-MLOps Platform」の機能開発や仕様策定を進めるパートナー企業を募集していく。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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