JavaScriptランタイムであり、バンドラであり、トランスパイラ、パッケージマネージャとしての機能も併せ持つBunの開発チームは、最新バージョンとなる「Bun 1.0.24」を1月20日(現地時間)にリリースした。
Bun 1.0.24では、JavaScriptおよびTypeScriptでクロスプラットフォームのシェルスクリプトを実行できる、実験的な埋め込み言語/インタプリタであるBun Shellが追加されている。
また、従来はnet.Socketのタイムアウトでtimeoutが発行されるとソケットも閉じていたが、Bun.connect()およびBun.listen()とともに、Node.jsの動作に合わせて修正されるとともに、ソケットからの接続と切断を頻繁に行うとクラッシュする可能性がある問題が修正された。
さらに、perf_hooks.eventLoopUtilizationが定義され、Hapiのブロックを解除するすべてのメトリクスに対して空の値を返すようになり、Node.jsとの互換性を向上している。
そのほか、process.exitが「exitCodeは数値ではない」旨のエラーをスローする問題、bun installにおいてシンボリックリンクが存在しないパスを指定している場合に、シンボリックリンクが上書きされない問題、bun --inspectをFQDNで使用するとURLが正しく解析されない問題、expect(a).toContain("")が正しく動作しない問題、文字列の指定path.parse('.prettierrc')において、path.parseの動作がNode.jsと異なる問題、関数がconsole.*内にログを記録する際にハングする問題が修正された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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