米Googleは、Rustによるコードと既存のC++コードベースとの相互運用性を向上させるための取り組みを支援すべく、Rust Foundationに100万ドルの助成金を提供をしたことを2月5日(現地時間)に発表した。
同社は、Rustをメモリ安全性に由来するセキュリティ問題に対処するための、もっとも強力なツールの1つであるとしてその将来性に期待を寄せており、今回のRust Foundationへの助成金提供にあわせて、同社のオープンソースプロジェクトで使用するRustクレートの監査を集約することによって、Rustコミュニティへの取り組みをさらに強化する。
GoogleにおけるRustのツールやエコシステムの活用では、すでにAndroidとの相互運用性をサポートしており、cxx、autocxx、bindgen、cbindgen、diplomat、crubitといったツールへの継続的な投資を通じて、RustとC++の相互運用性が定期的に改善されている。
今後は、業界全体でのより広範なRustの導入を加速すべく、必要なABIの変更、ツールとビルドシステムのサポート、ラッパライブラリなどへ投資することで協力していく方針であるという。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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