ベリサーブは、同社の開発・提供するクラウド型テスト技法ツール「GIHOZ(ギホーズ)」において、仕様書などの文字情報からデシジョンテーブルを自動生成するAI機能「GIHOZ AI -BETA-」の提供を、4月10日に開始した。
今回提供が開始された「GIHOZ AI -BETA-」機能は、仕様書など自然言語で書かれた文章を入力するだけで、AIが自動的にデシジョンテーブルを生成してくれる。従来「GIHOZ」では、テストベースの内容を基にユーザー自身で一からデシジョンテーブルを作成する必要があったことから、テストケース作成に慣れていないユーザーには使い方が難しかったり、作成に時間がかかったりといった課題があった。「GIHOZ AI -BETA-」によってこれらの負担が大幅に軽減され、効率的なデシジョンテーブルの作成が可能になる。また、ユーザーが送信したデータはAIの学習に使用されないので、安心して使える。
「GIHOZ AI -BETA-」の特長や機能は以下の通り。
- AIがデシジョンテーブルを自動生成してくれるため、テストケース作成に慣れていないユーザーでも簡単に活用できる
- 手作業によるデシジョンテーブル作成にかかる時間を大幅に削減し、コストの大幅な節約が可能になる
- AIによるデシジョンテーブルの自動生成は、1日5回まで無料で利用でき、利用回数は毎日0時に自動的にリセットされる
- 保存可能なテーブル数の上限はなく、生成したデシジョンテーブルをGIHOZ上に保存して、再利用することもできる
- 入力可能なテキスト情報の入力文字数は、全角半角を問わず最大500文字
なお、「GIHOZ AI -BETA-」の利用は「GIHOZ」のデシジョンテーブルテスト画面から申し込める。また、「GIHOZ AI -BETA-」は現時点ではベータ版であり、出力内容に不正確な情報が含まれる可能性があるため、利用にあたっては必ず結果を確認して、ユーザー自身の責任において利用の可否を判断する必要がある。
4月17日15時〜16時には、テストの品質向上とコスト削減を両立する技術である「テスト技法」についてのオンラインセミナー「品質向上とコスト削減を両立!テスト技法ツールを活用したテストづくりの方法と生成AIを活用した自動化の未来とは」を開催する。同セミナーでは、「GIHOZ」をベースにテスト技法の適切な選び方やツールを活用した効率的なテストづくりの方法が解説される。また、生成AIを活用することによってテストづくりが今後どのように自動化されていくかについて、「GIHOZ」の将来の構想も含めて紹介する。参加費は無料で、事前登録が必要。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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