Automotive Grade Linux(AGL)は、AGLプラットフォームの最新コードリリースとなる「UCB 17.0」(別名:Quirky Quillback)を、5月9日(現地時間)に発表した。
今回リリースされたUCB 17.0より、AGLプラットフォームにはAmazon Web Services(AWS) Gravitonプロセッサのサポートが含まれるようになっている。AWS Gravitonプロセッサは、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)で実行されるクラウドワークロードに最高の価格性能比を提供すべく、AWSによって開発されたプロセッサファミリであり、同プロセッサのサポートによってAGLをクラウドベースの環境で実行できるようになる。
AGL Software-Defined Vehicles(SDV)エキスパートグループが、仮想化とVirtIOを使用してハードウェアとソフトウェアを切り離す作業と組み合わせることで、エンジニアは物理ハードウェアにアクセスすることなく、世界中のどこからでもAGLソフトウェアの開発およびテストが可能になった。
ほかにも、SiFive UnmatchedハードウェアボードにおけるRISC-Vサポートの追加や、より直感的なナビゲーションを備えたモダンな外観と操作性を追加するための組み込みFlutterによるUI刷新とAGLリファレンスアプリケーションの追加をはじめとする、さまざまな機能追加・改善が行われている。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です