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Gartner、データ/アナリティクスのリーダーは集団的知性を重視すべきと提言

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 ガートナージャパンは、データ/アナリティクス(D&A)のリーダーはビジネス価値とD&Aの成熟度を高めるために、集団的知性を重視すべきとの見解を5月21日に発表した。

 同見解は、5月21日〜23日に開催されている「ガートナー データ & アナリティクス サミット」のオープニング基調講演において、米Gartnerのバイス プレジデント アナリストであるガレス・ハーシェル氏と、シニア ディレクター アナリストであるメロディ・チエン氏が述べている。

 あわせて、D&Aリーダーがこれからの新時代において、注力すべき3つの領域について解説した。

D&A価値を生み出す3つの重点領域
D&A価値を生み出す3つの重点領域

 ガレス・ハーシェル氏は「D&Aの役割の管理、プロジェクトのデリバリ、ガバナンスの強化に重点を置いた活動を優先するリーダーは、財務面で見た実績が優れている傾向にあり、結果としてD&Aの価値を引き出せている」と指摘している。

 一方、メロディ・チエン氏は「D&AリーダーはAI-Readyのデータ、ガバナンス、ビジネス価値を結びつけることで、AIの潜在的なリスクから組織を守れる」と述べた。

 GartnerはD&Aリーダーに対して、集団がともに価値を生み出すべく、人々を導く以下の3つの行動を起こすよう提言している。

  • 組織の自律性と柔軟性を高めるために、オペレーティングモデルを再編成する
  • データリテラシを向上させ、AIリテラシも習得する
  • コアからエッジまで、誰もがパーパスを持って主導できるよう権限と責任を分配する

 「組織の自律性と柔軟性を高めるために、オペレーティングモデルを再編成する」としては、D&Aテクノロジや生成AIといったAIテクノロジの急速な進化が、リーダーたちにオペレーティングモデルを見直し、進化させる機会をもたらすと指摘する。

 「データリテラシを向上させ、AIリテラシも習得する」について、ガレス・ハーシェル氏は「組織はデータリテラシ向上への機運に乗じて、AIリテラシの修得も促すべき」と述べた上で、「データリテラシをAIリテラシへと発展させるためには、既存のコンセプト、プログラム、フレームワークの延長線上で行えばよい」と語っている。

 「コアからエッジまで、誰もがパーパスを持って主導できるよう権限と責任を分配する」について、メロディ・チエン氏は「集団的知性の新時代においては、組織のパーパスがD&A、リテラシ、自律性と交差する領域でこそ成功が生まれる」と指摘した。

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