米Microsoftは、AzureリソースでプライベートIPを使用しているか、パブリックIPを使用しているかに関係なく、アベイラビリティゾーン間のデータ転送に料金が発生しないようになったことを、5月21日(現地時間)に発表した。
今回の変更によって、複数のアベイラビリティゾーンにまたがる冗長性のあるアプリケーションを設計および展開しやすくなるため、ダウンタイムのリスクが大幅に軽減され、サービスの可用性が向上する。
また、リージョン内の地理的分散を活用して、アプリケーションをより簡単に設計、デザイン、展開できるようになり、アベイラビリティゾーン冗長化のコストが削減されるので、サービスをどこにどのように展開するかに関する意思決定プロセスの簡素化が可能になる。
さらに、アベイラビリティゾーン間の転送コスト削減によって、追加料金なしで可用性の高いフォールトトレラントなシステムアーキテクチャの使用が促進される。
ほかにも、ゾーンサービスはゾーン分離を保証し、ゾーン冗長サービスはゾーン中断イベントにも耐えられるため、Azureでのアベイラビリティゾーン間のデータ転送コストを追加することなく、アプリケーションの信頼性を高められる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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