米Salesforceは、Amazon Auroraを基盤インフラストラクチャとして使用することによって、優れたトランザクションクエリパフォーマンスを実現した、「Heroku Postgres Essentialデータベースプラン」を、5月21日(現地時間)にリリースした。同プランにはpgvectorサポートがあり、行数制限がなく、32GBオプションが付属している。
同プランは、SQLデータベースをHerokuアプリケーションに統合する、もっとも迅速で簡単かつ経済的な方法となる。データベースはフルマネージドであり、小規模な本番アプリケーション、研究開発、教育、プロトタイピングといった幅広い用途での使用が可能となっている。また、同プランはPostgreSQLとの完全な互換性を備えているので、既存のスキルやツールを簡単に使用できる。
従来提供してきたデータベースプランである、MiniおよびBasicと比較して、Heroku Postgres Essentialはクエリスループットパフォーマンスが最大で3倍向上し、履歴行数制限の削除といった改善が行われている。なお、MiniまたはBasicデータベースプランのユーザーは、自動的にHeroku Postgres Essentialデータベースプランへ移行される。
Heroku Postgres Essentialデータベースプランでは、Essential-0、Essential-1、Essential-2の3種類のラインアップを用意しており、いずれも最大行数の制限はなく、最大テーブル数は4000、PostgreSQLのバージョンは14/15/16となっている。
Essential-0は、ストレージ容量1GB、最大接続数20で、月額料金は5米ドル。Essential-1は、ストレージ容量10GB、最大接続数20で、月額料金は9米ドル。Essential-2は、ストレージ容量32GB、最大接続数40で、月額料金は20米ドル。なお、MiniプランはEssential-0、BasicプランはEssential-1へ移行される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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