Progateは、日本CTO協会が実施する同協会会員企業の新卒エンジニアを対象にした業界全体・企業横断で育てる試み、「新卒エンジニア向けの合同研修」にProgateのCTOである島津氏が登壇するほか、最終回研修の事前課題として「Progate Path」のタスクを新たに制作したことを、6月5日に発表した。
「新卒エンジニア向けの合同研修」は、継続的に課題となり続けるエンジニア不足を解決すべく、採用だけでなく「育成」も注力する必要があるとの考えから、ゆくゆくは社内メンバーとして自走ができ、その後はリーダー、そしてそれ以上の職務を務められるような人を増やしていくことを目的に開始される。
ProgateのCTOである島津氏は、日本CTO協会の個人会員として同協会内の「エンジニア育成ワーキンググループ」にて、エンジニアの育成促進の活動を行っている。今回の「新卒エンジニア向けの合同研修」では、「内部構造を意識したGit基礎」と題して、Gitの基本的な操作からGitHubを使ったチーム開発の流れを、内部の仕組みとともにスライド学習やハンズオンでの演習を通して学ぶ講義を実施する。
エンジニア実務の学習が可能な「Progate Path」では、「新卒エンジニア向けの合同研修」の最終回として予定されている「日本CTO協会ISUCON新卒研修」の事前課題として、学習タスク「インフラ研修」を提供し、研修参加者の学習支援を行う。「インフラ研修」は、「日本CTO協会ISUCON新卒研修」の講師であり、『達人が教えるWebパフォーマンスチューニング 〜ISUCONから学ぶ高速化の実践』の著者の1人でもあるPR TIMESのCTOを務める金子達哉氏の協力のもと、新たに制作された。
同学習タスクでは、AWSにインスタンスを立ててそのインスタンス上でWebサーバを運用するための、一連のプロセスを体験する。これらの作業を通じてクラウドリソースの利用方法、Linuxサーバの基本操作、Webサーバの設定方法、サーバの監視方法といった、実際のサーバ運用に必要な一連の操作を行う経験を積むことができる。
なお、「インフラ研修」は「新卒エンジニア向けの合同研修」に参加していない人でも、「Progate Path」登録者なら誰でも学習可能となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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