米Oracleは、ローコード開発プラットフォーム「Oracle APEX」において、アプリケーション開発を簡素化し、豊富な機能を備えた大規模かつミッションクリティカルなアプリケーションを迅速に構築できるよう支援するAI機能として、「APEX AI Assistant」「Create App Assistant」「会話型AIダイアログ」を、6月17日(現地時間)に発表した。
APEX AI Assistantは、自然言語によるユーザープロンプトから有効なSQL文を作成可能な機能で、SQLクエリを書く必要がなくなり、クリックするだけで既存のコードの説明や、コードのバグ修正の提案を実行できるので、開発者が日常的なコーディングタスクから解放される。
Create App Assistantでは、自然言語のユーザープロンプトから希望する属性と機能を指定することで、新規アプリケーションのブループリントを作成可能で、新規アプリケーションの開発が簡素化され、アプリケーション独自の機能を作成することにエネルギーとリソースを集中させられる。
会話型AIダイアログでは、アプリケーションに会話型インターフェースを簡単に追加でき、エンドユーザーによるアプリケーションとの自然言語での会話を可能にする。生成AIや自然言語処理のためのコンポーネントをゼロから構築する必要がなくなるため、アプリケーション内でよりリッチなエクスペリエンスを提供できるようになる。
Oracle APEXは、Oracle DatabaseやOracle Autonomous Databaseを含む、すべてのOracle Databaseのクラウドサービスにて、無償で使える。また、開発者ならOracle Autonomous Databaseの無料トライアルを利用可能となっている。
今回、発表されたAI機能を搭載するOracle APEXの新バージョンは、同日より利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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