米GoogleのAndroid開発チームは、「Android 15 Beta 3」を6月18日(現地時間)に公開した。同リリースによって「Android 15」はプラットフォームの安定版となり、同バージョンをターゲットとするアプリをGoogle Playにて提供できるようになっている。
Android 15 Beta 3では、新機能として顔認識、指紋、画面ロックのいずれかを使用して、Android 15を対象とするアプリにパスキーを使用して1ステップでサインイン可能になった。
登録済みの認証情報プロバイダは、Jetpack androidx.credentialsライブラリにおいて今後登場するAPIを使って、ユーザー認証メカニズムをシステムUIへ引き渡せるようになっている。あわせて、Credential Manager APIを使用してサインイン時にセレクタを提示する場合は、ユーザー名やパスワードのフィールドといった特定のビューにCredential Managerリクエストを関連付けることができるようになった。
また、Webview内のWebSQLサポートに用いられる、setDatabaseEnabledおよびgetDatabaseEnabled WebSettingsは非推奨となっている。WebSQLは、Chromeではすでに削除され、Android Webviewでも非推奨となっており、これらのメソッドは今後12か月以内にすべてのAndroidバージョンにて無効になる。
そのほか、SDK、ライブラリ、ツール、ゲームエンジンを開発している場合は、下流のアプリやゲームの開発者が互換性の問題でブロックされないようにするとともに、最新のSDK機能をターゲットにすべく必要なアップデートを行う必要がある。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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