R&Gは、現在IT業界に勤務しており転職経験のある人を対象に実施した、「IT業界の転職事情に関する意識調査」の結果を7月5日に発表した。同調査は、3月28日〜4月11日の期間に行われ、91名から有効回答を得ている。
調査対象者に、転職理由を尋ねたところ(複数回答)、「収入を上げたい」(27名)がもっとも多く、「仕事内容を変えたい」(19名)、「人間関係が悪い」(12名)がそれに続いた。
「収入を上げたい」と答えた人からは、「業務内容・作業ボリュームに対して給与面で不満があったため」「スマホゲーム系の会社だったが、継続的に利益が出なかったため、収入が不安定だった」「給料が安く、倒産しそうなスタートアップ企業だったから」といった声が寄せられている。
「仕事内容を変えたい」と答えた人からは、「SaaS業界への転職希望。成長業界で活躍したく、転職に踏み切りました」「システムエンジニアの仕事が向いていないと感じたから」「特定企業の下請けの仕事が主になっており、マンネリを感じていた」といった声が寄せられた。
「人間関係が悪い」と答えた人からは、「社長と合わなかったから」「同じプロジェクトを担当していた先輩SEのミスを新入社員の私になすりつけられ、パニックになり退職しました」「人間関係に疲れたからです」といった声が寄せられている。
転職方法を尋ねた質問では、「転職エージェント」(51.5%)が最多となり、「リファラル採用・知人の紹介」(18.6%)がそれに続いた。
転職先の条件で重視したこととしては(複数回答)、「収入が上がるか」(33名)がもっとも多く、以下「希望の仕事内容」(21名)、「残業が少ない」(15名)が続いている。
「収入が上がるか」を重視すると答えた人からは、「年収のアップ」「キャリアに見合った報酬」といった声が寄せられた。
「希望の仕事内容」を重視すると答えた人からは、「上流工程に携われるかを重視しました」「経験してきた技術要素が活かせること」「デザイン性やオリジナリティを出せるWeb関連の職種であること」といった声が寄せられている。
「残業が少ない」を重視すると答えた人からは、「残業時間が少ない」「1日の就業時間が8時間以内で残業がないこと」といった声が寄せられた。
転職活動が順調だったかを尋ねたところ、「順調だった」と「まあ順調だった」を合わせた割合が76.9%を占めている。「まあ順調だった」「順調だった」と答えた人のうち、「リファラル採用・知人の紹介」を利用して転職した人は20%超に達した。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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