米Google Cloudは、同社が提供している生成AIサービス「Vertex AI」で、大規模言語モデル「Llama 3.1」の提供を24日(現地時間)に始めた。今回はプレビューとして提供を開始し、数週間以内に本サービスとしての提供を開始するとしている。
Llama 3.1は米Meta Platformsが23日に公開した大規模言語モデルで、パラメーター数が4050億の「405B」と、700億の「70B」、80億の「8B」の3種類がある。英語のほか、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ヒンディー語、タイ語に対応する。どのモデルも、Meta Platforms独自のライセンスでオープンソースソフトウェアとして公開している。
Meta Platformsは公開前に150種類以上のベンチマークプログラムでLlama 3.1の性能を検証し、その結果を公開している。同社の検証によるとLlama 3.1でも最大のモデルである405Bは、米OpenAIの「GPT-4」や「GPT-4o」、米Anthropicの「Claude 3.5 Sonnet」といった競合他社の大規模言語モデルを超える性能を発揮するという。70Bや8Bは、パラメーター数が同等の他社のモデルに比べて優れているとしている。
Vertex AIは、Googleが開発したモデルに限らず、他社のモデル、オープンソースのモデルを多数揃えており、ユーザーが目的に応じて好みのモデルを選んでAIを利用したアプリケーションの開発に利用できる。モデルを利用するには管理画面でモデルを選択し、APIを通して外部プログラムからアクセスすれば良い。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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