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VB.NET版O/Rマッピングツール「ObjectService」

VB.NET版O/Rマッピングツール「ObjectService」を使ったDBアクセス

ObjectServiceの特徴と基本的な使い方

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データベースアクセスの基本的な方法

 これまでに作成したオブジェクトとデータベーステーブルを使用して、オブジェクトを追加(更新)/取得/削除を行う手順を紹介します。

データベースにオブジェクトを追加(更新)する

 データベースにオブジェクトを追加(更新)する場合は、「SaveObject」を使用します(同一主キーがテーブルに存在しない場合は「追加」、存在する場合は「更新」となります)。

VB.NETのソース
Dim _ObjectService As New ObjectService1    'ObjectService型の変数
Dim _SampleClass As New SampleClass         'クラス型の変数

'SampleClassのプロパティに値をセット
_SampleClass.ID = "1"
_SampleClass.Name = "商品"
_SampleClass.Count = "10"

'_SampleClass変数が保持しているデータを、データベースに追加(更新)
_ObjectService.SaveObject(_SampleClass)

データベースからオブジェクト1件を取得する

 データベースからオブジェクトをロードする場合は、「LoadObject」を使用します。

VB.NETのソース
Imports Agileworks.BusinessObjects.Queries

Dim _ObjectService As New ObjectService1  'ObjectService型の変数
Dim _SampleClass As SampleClass           'クラス型の変数

'データベースからオブジェクトを1件取得
_SampleClass = _ObjectService.LoadObject(GetType(SampleClass), New ObjectQuery)

データベースから複数のオブジェクトを取得する

 データベースから複数のオブジェクトをロードする場合は、「LoadObjects」を使用します。

VB.NETのソース
Imports Agileworks.BusinessObjects.Queries

Dim _ObjectService As New ObjectService1 'ObjectService型の変数
Dim _Obj As Object

'データベースからオブジェクト配列を取得
_Obj = _ObjectService.LoadObjects(GetType(SampleClass), _
       New ObjectQuery)

データベースからオブジェクトを削除する

 データベースからオブジェクトを削除する場合は、「DeleteObject」を使用します。

VB.NETのソース
Imports Agileworks.BusinessObjects.Queries

Dim _ObjectService As New ObjectService1    'ObjectService型の変数
Dim _SampleClass As New SampleClass         'クラス型の変数

'データベースからオブジェクトを取得
_SampleClass =  _ObjectService.LoadObject(GetType(SampleClass), _
              New ObjectQuery)

'取得したオブジェクトを、データベースから削除
_ObjectService.DeleteObject(_SampleClass)

まとめ

 ObjectServiceを使用すると、データベースに関する設定や、オブジェクトやプロパティに関する作業を、すばやく簡単に設定することが可能になります。今回はObjectServiceのインストールから基本的なアクセス方法までを紹介しましたが、今回紹介できなかった機能についても、今後紹介していきたいと思います。

修正履歴

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この記事の著者

吉野健太(ヨシノケンタ)

株式会社コデックス所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/2025 2008/04/09 16:26

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