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これだけは押さえておきたい! AWSサービス最新アップデート

開発効率が向上!「AWS Lambda」の最新アップデートまとめ【2024年版】

第27回 AWS Lambda

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 本連載では、AWSに関して、なかなか時間がとれず最新のアップデートを追えていない方や、これからAWSを利用したいと考えている方に向けて、AWSから発表される数多あるサービスアップデートのうち、NTTデータのITスペシャリスト達がこれだけは押さえておくべきと厳選した内容を定期的に紹介します。本記事では、AWS Lambda(以下、Lambda)に関するアップデートについて紹介します。

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はじめに

 Lambdaは、サーバーレスコンピューティングを提供する人気のあるサービスであり、2024年10月にいくつかの重要な機能が追加されました。

 

 本記事では、下記3点のLambdaに関するアップデートについて、紹介したいと思います。

コードエディタの改良

 代表的なIDEとしてVisual Studio Code(以下、VS Code)を利用されている方も多いのではないでしょうか。

 この度、Lambdaのコードエディタが改良され、VS CodeのオープンソースコードエディタであるCode-OSSをベースにしたコードエディタが導入されました。

 このアップデートにより、ユーザはLambdaコンソール内で、VS Codeのエディタを利用して直接コードを編集できるようになりました。

 利用にあたって追加のセットアップは不要で、Lamda関数の編集画面で使用できます。

 旧エディタも未だ利用可能で、[Switch to the new editor]を押下することでCode-OSSを利用したコードエディタと切り替えることができます。

エディタの切り替え
エディタの切り替え

 TIME LINEを利用したファイルのバージョン差異の確認や分割ビューの使用感はVS Code利用時と同様に利用できます。

分割ビュー
分割ビュー

 特にユーザにとって嬉しいポイントは、ファイルサイズが大きい関数もコンソール上のコードエディタで表示できるようになった点ではないでしょうか。

 旧エディタではLambdaコンソールでのコード編集は3MBまでという制限がありました。単一のファイルとしては3MBの制限が残っていますが、パッケージサイズとしては50MBまでに拡張されました。

 一方で、VS Codeでよく利用されるデバッグ実行やターミナルウィンドウがサポートされていない点や、インストール可能な拡張機能も少なく、利用には制限があるようです。

 VS CodeのエディタでLambdaを開発する方法として、「AWS Toolkit for Visual Studio Code」というVS Codeの拡張機能を利用し、VS Code側からAWSへ接続する方法もあります。

 利用のためには、拡張機能のインストールなどの一手間が必要ですが、現段階ではそちらの方が、よりカスタマイズ性高くエディタを利用できそうです。

 今後、Lambdaコンソール上のエディタがさらにアップデートされることを期待したいですね。

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この記事の著者

松原 千波(株式会社NTTデータ)(マツバラ チナミ)

 2023年にNTTデータに入社。入社以来、パブリッククラウドを活用したシステム構築、運用に携わる。現在は、AWS共通基盤のDevOps業務に従事。注目しているキーワードは、“Platform Engineering”。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/20540 2024/12/05 11:00

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