アドバンスソフトウェアは、.NET、.NET Frameworkのプログラム上でExcelファイルを高速に作成できる「ExcelCreator 12」を、1月23日に発売した。税込の開発ライセンスは1クライアントあたり77000円で、サーバ/クラウドに配置して使用する場合は別途サーバ運用ライセンスが必要となる。
ExcelCreatorは、独自の技術によってファイルを生成しているため、高速でExcelファイルを生成可能で、実行環境にExcelをインストールする必要はないので、サーバ/クラウド上のアプリケーションでも使用できる。
Excelファイルの生成速度は、10000セルならExcelが約7.79秒であるのに対して約0.04秒、100000セルならExcelが約96.11秒であるのに対して約0.35秒と、高速生成を実現している。
さらに、シンプルなコードによってExcelファイルを生成でき、Excelで設定可能なおもな機能や属性に対応する。また、ExcelファイルだけでなくPDFやHTML形式で出力でき、PDF出力の場合は各種プロパティや画像の透過設定、暗号化、外字の埋め込みなども可能になっている。
今回リリースされたExcelCreator 12では、PDFファイルでの出力の際に、デジタル署名やタイムスタンプを付加する機能が追加されたほか、HTMLファイルでの出力時に入力可能なHTMLファイルを出力する機能が追加され、HTML上で入力されたデータをExcelファイルに上書き保存したり、別のファイルとして保存したりできるようになった。ほかにも、xlsx形式でのグラフ情報の取得機能が追加され、サードパーティ製のグラフコンポーネントと組み合わせれば、PDF出力の際にグラフの出力が可能になっている。また、QRコードやPDF417、おもな1次元バーコード、郵便カスタマバーコードを生成できる、バーコードクラスが追加された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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