クリエイティビティとテクノロジーの融合したサービスを生み出す
大﨑:博報堂テクノロジーズは2022年4月に博報堂DYグループのテクノロジー戦略会社として設立しました。今回お話する「CREATIVITY ENGINE BLOOM」の開発を担当しています。
私は新卒でSIerに入り、2018年に博報堂に転職して生活者のデータ分析やメディアプランニングなどのシステム開発やデータ分析基盤構築などに従事いたしました。現在は本日お話させていただきます「CREATIVITY ENGINE BLOOM」の開発・運用についてマネージメントをさせていただいております。

まず、我々がマーケティング系の開発をどのように取り組んでいるか、ご紹介したいと思います。先ほどご紹介したように、弊社は博報堂DYグループを横断したテクノロジー戦略会社という位置付けになっています。
設立にあたっては、グループ内のITエンジニアやDX人材を集約し、百数十人の中途採用も行い、現在は400名強の体制になりました。弊社ではクリエイティビティとテクノロジーの融合をリードしていくことがミッションです。

統合マーケティングプラットフォームとは?
今回は広告関連のシステム開発などを担当している私(大﨑)と、マーケティング領域を担当する北川の対談を通して、統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」の取り組みを紹介したいと思います。
北川:博報堂DYホールディングスの統合マーケティングプラットフォーム推進室で、ストラテジー領域のプロダクト開発を務める北川です。私は博報堂で20年近くマーケターとして働いてきました。

クライアント向けにデータやテクノロジーを活用したソリューション開発や、グループ横断での研究開発やアプリ開発にも携わってきました。

「CREATIVITY ENGINE BLOOM」の企画・開発に取り組む背景としては、米国をはじめとする諸外国において、データの一元管理やそれを活用して一気通貫したプランニングの遂行、効果の可視化など、AIを含めたテクノロジーを活用した次世代マーケティングが台頭してきたことがあります。これを受けて、弊社も対応力の強化に着手することとなりました。
そのためには当然ながら、生活者データプラットフォームのデータ基盤強化を進めていく必要があります。これにより、総合マーケティングを実践し、市場ニーズに応える機能を備えたプロダクトを提供していきたいと考えています。