SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Developers Summit 2025 セッションレポート(AD)

SCSKが挑む「まるでデータサイエンティスト」な自律型AIエージェント! 技術スタックや直面した課題は?

【13-E-3】AIが企業の未来を創造する:自律型AIエージェントによる経営課題の解決

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

データ分析を支援する複数のエージェント連携の仕組み

 PROACTIVE AIは、複数のエージェントが連携しながら課題解決に取り組む。

 ユーザーとの窓口となり、対話を担当するのは「コンサルティングエージェント」だ。ユーザーが解決したい課題や求める分析の内容をヒアリングし、「在庫を適正化したい」「売上の推移を確認したい」「残業時間を予測したい」といった具体的なデータ分析の方針を導き出すのが役割だ。その後、データの意味を判断して分析に必要なデータを収集するエージェントや、データの前処理を行って適切な分析を実施するエージェント、分析結果からレポートを生成するエージェントと連携しながらタスクを遂行。最終結果を受け取ったコンサルティングエージェントがユーザーに返すという仕組みだ。

PROACTIVE AIの仕組み AI
PROACTIVE AIの仕組み

 従来の指示待ち型の生成AIツールは、ユーザーからの個別の質問に回答するものが多かった。しかし、PROACTIVE AIは、単なるデータの抽出や可視化にとどまらず、「売上データから収益拡大の施策を提案して」といった高度な経営判断の支援を実現する。ユーザーの意図を理解し、データをもとに適切な施策を導き出すことで、より迅速で精度の高い意思決定を可能にする。「従来のデータサイエンティストが担ってきた、課題の定義、データ準備、分析、結果の解釈、施策の作成、レポーティングといった業務を、AIエージェントとの対話のみで完遂することが可能となる」(桑田氏)

次のページ
技術スタックの選択と生成AIならではの課題

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Developers Summit 2025 セッションレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷崎 朋子(タニザキ トモコ)

 エンタープライズIT向け雑誌の編集を経てフリーランスに。IT系ニュースサイトを中心に記事を執筆。セキュリティ、DevOpsあたりが最近は多めですが、基本は雑食。テクノロジーを楽しいエクスペリエンスに変えるような話が好きです。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

井山 敬博(イヤマ タカヒロ)

 STUDIO RONDINOのカメラマン。 東京綜合写真専門学校を卒業後、photographer 西尾豊司氏に師事。2008年に独立し、フリーを経て2012年からSTUDIO RONDINOに参加。 STUDIO RONDINO Works

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:SCSK株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/21093 2025/05/12 12:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング