ゲーム業界で働くプログラマ・エンジニア、8割超が現在の職場のスキル評価に満足

　Hiraku agentは、ゲーム業界で働くプログラマ・エンジニア、およびゲーム業界以外で働くプログラマ・エンジニアを対象に実施した、ゲーム業界のプログラマ・エンジニアに関する調査結果を2月27日に発表した。同調査は、2月10日〜12日の期間に行われ、1014名から回答を得ている。

　調査対象者に、プログラマ・エンジニアとしての経験年数を尋ねたところ、「1％未満」が5.6％、「1〜3年」が15.0％、「4〜6年」が17.5％、「7〜9年」が9.9％、「10年以上」が52.0％だった。

　プログラマ、エンジニアになったきっかけや理由を自由に答えてもらったところ、ゲーム業界で働くプログラマ・エンジニアからは「昔からの夢」「ゲームを作りたかった」「ゲームが単純に好きで、自分自らで新しい世界を創造したかった」「手に職をつけるため」といった回答が寄せられている。

　ゲーム業界で働くプログラマ・エンジニアに、ゲーム業界のプログラマ・エンジニアとして必要だと思うスキルを尋ねた質問（複数回答）では、「ゲーム種類ごとのプログラミングスキル」（45.0％）がもっとも多く、「ハードウェアやネットワークに関する知識やスキル」（45.0％）、「ゲームエンジンに関する知識やスキル」（37.3％）がそれに続いた。

　同じくゲーム業界で働くプログラマ・エンジニアに、現在勤務している企業のスキル評価に満足しているかを尋ねたところ、「とても満足している」が22.5％、「やや満足している」が59.8％となっている。

　ゲーム業界以外で働くプログラマ・エンジニアに、現在の業種を尋ねた質問では、「ソフトウエア・通信」が44.7％、「メーカー」が31.6％、「サービス・インフラ」が10.7％、「金融」が2.3％、「商社」が2.2％、「流通・小売」が2.0％、「広告・出版・マスコミ」が0.6％、「官公庁・公社・団体」が0.4％、「その他」が5.5％だった。

　同じく、ゲーム業界以外で働くプログラマ・エンジニアに、ゲーム業界にどのようなイメージを持っているかを尋ねたところ（複数回答）、「人手不足で忙しい」（40.8％）が最多となり、以下「トレンドの変化が激しい」（30.7％）、「好きなことを仕事にできる」（24.2％）が続いている。

　現在、ゲーム業界以外で働いていて、ゲーム業界への転職意欲があるプログラマ・エンジニアに、ゲーム業界に転職したいと思う理由を自由に答えてもらった質問では、「給与がよさそう」「自分の可能性を試してみたい」「現在携わっているシステム開発よりもやりがいを感じられそうだから」「ユーザーが見える位置で仕事ができる」「子どもの頃に夢見たことなので」「自由さがありそう」といった意見が寄せられた。