Google Cloudは、組織全体のスキルアップを支援する無償プログラム「Google Cloud Skills Boost for Organizations」の提供を、3月4日に開始した。
Google Cloud Skills Boostは、同社のクラウド技術に関するオンライン学習プラットフォームであり、オンデマンドビデオとセルフペースラボで構成され、セルフペースラボはサンドボックス環境を利用して実際にハンズオンで学習できる。
学習コンテンツの作成は同社のエキスパートが担当し、ビジネスリーダーから技術者まで、組織全体に役立つ980種類以上を取り揃えることで、あらゆる学習ニーズに対応する。
同プログラムの受講には、通常1名あたり年間399米ドルのライセンス、または1クレジット=1米ドルでクレジットを購入する必要があるが、Google Cloudの営業担当がついている企業ならライセンスを無期限・無制限・無償で利用可能になった(営業担当がついていない場合、Google Cloud Innovatorsプログラムへの登録によって、Google Cloud Skills Boostの学習に使えるクレジットが毎月35クレジット利用できる)。
Google Cloud Skills Boost for Organizationsには、アクセス管理やユーザーの学習進捗を管理する管理ポータル機能も用意しており、受講には以下のようなメリットがある。
- 効率的なスキルアップを支援する学習パスによる、認定試験合格に必要な知識・スキルの効率的な習得
- 学習プランの自由なカスタマイズによる、業務の合間などを活用した効率的な学習の実現
- 製品、トピック、ペルソナ別といった、多様な切り口での学習コンテンツ探索
- スキルバッジなどクレデンシャルの取得による、スキルアップの実感
- 学習成果の可視化・共有、スキルアップの証としての学習プロフィール活用
おもなトレーニングメニュー例は以下の通り。
- クラウドデジタルリーダー:非エンジニア向けのクラウドの基礎知識
- 生成AI入門:生成AIのサービスとソリューション
- インフラストラクチャの最新化:クラウドエンジニアの基礎
- ハイブリッドおよびマルチクラウド:複数のクラウド間、またはオンプレミス環境とクラウド環境間でコンテナベースのアプリケーションを管理
- ネットワーキング:構成、保守、トラブルシューティング
- セキュリティ:セキュリティインフラストラクチャの開発、実装、監視
- データ分析:データを収集して変換するシステムの設計、構築
- AIと機械学習:MLシステムの設計、構築、最適化、運用、保守
- コラボレーション:Google Workspaceの活用、管理
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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