センサーデータをブロードキャストしよう! .NET nanoFrameworkとESP32でIoTプログラミング
.NET nanoFrameworkとESP32でIoTプログラミング 第7回
ダウンロード サンプルファイル (2.0 MB)
Wi-Fi経由でAmbientに送信する
ESP32からWi-Fi経由でAmbientに送信する処理を紹介します。ただ、後述しますが、筆者の環境では、安定した動作は実現できていません。
Wi-FiでDHCPに接続する
最初に必要なパッケージをNuGetパッケージマネージャなどでインストールしておきます。
- nanoFramework.Device.Wifi
- nanoFramework.Device.http
Wi-Fi(802.11b/g/n)でのDHCPサーバーへの接続は、次のコードのみで可能です。
const string WIFI_SSID = "XXXXX";
const string WIFI_PASSWORD = "XXXXX";
// WifiNetworkHelperを使用して接続
bool success = WifiNetworkHelper.ConnectDhcp(
WIFI_SSID,
WIFI_PASSWORD,
requiresDateTime: true,
token: new CancellationTokenSource(60000).Token);
if (success)
{
// 接続後の処理
}
SSIDとパスワード(暗号化キー)を設定して、ConnectDhcpメソッドを実行します。CancellationTokenSourceは、接続のタイムアウトをミリ秒単位で指定するものです。ここでは60秒と設定しています。
Ambienに送信する
IoTデーター可視化サービスのAmbientにデータを送信するには、Ambient APIに、HTTP POST送信を行います。HttpClientクラスを使えば、次のコードでPOSTできます。
const string ambientUrl = "http://ambidata.io/api/v2/channels";
const string apiKey = "XXXXX";
const int channelId = "XXXXX";
// HTTPクライアント
static HttpClient _client = new();
private static void SendSensorData(double temp, double humidity,
double pressure, double gas)
{
// HTTPリクエストとしてJSON文字列を組み立てる(気温と湿度)(1)
var content = new StringContent(
$"{{\"writeKey\":\"{apiKey}\", \"d1\":{temp:F2}, \"d2\":{humidity:F2}}}",
Encoding.UTF8,"application/json");
// AmbientにPOSTする(2)
_client.Post($"{ambientUrl}/{channelId}/data", content);
}
Ambientの詳細については公式サイトなどを参照してください。Ambientでは、デバイスから送信するデーターを「チャネル」という単位で管理します。ユーザー登録するとチャネルが作成でき、チャネルID、リードキー、ライトキーが取得できます。送信するには、このチャネルIDと、ライトキーを用います。
このコードは、作成したチャネルに、気温と湿度のデータを作成し(1)、POSTするものです。定期的に測定して送信すると、Ambientのサイトで、次のグラフが自動的に作成されます。
問題
筆者のESP32の問題かもしれませんが、しばらくPOST送信すると、nanoFramework内で例外が発生して、それ以降送信ができない状態となってしまいます。メモリリークなどが発生しているのかもしれません。実使用においてはご注意ください。
最後に
今回は、主にESP32でBluetoothで定期的に測定値を送信するプログラムを作成しました。BLEのアドバタイズを使えば、比較的容易にデータを送信できます。
次回は.NET MAUIを使って、環境センサーの値をモニタリングするAndroidアプリを作成します。
この記事は参考になりましたか?
既に会員の方はを行ってください。
- .NET nanoFrameworkとESP32でIoTプログラミング連載記事一覧
-
- スマホアプリで環境データを可視化しよう! .NET nanoFrameworkとESP32...
- センサーデータをブロードキャストしよう! .NET nanoFrameworkとESP32...
- Bluetoothで気温などの環境データをモニタリング! .NET nanoFramewo...
- この記事の著者
-
WINGSプロジェクト 高江 賢(タカエ ケン)
<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書、記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
-
山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)
静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
