米Cloudflareは、サーバレスアプリケーションを構築するためのプラットフォームである「Cloudflare Workers」上で、セキュリティが万全でグローバルなクロスクラウドアプリケーションを構築できる「Workers VPC」と「VPC Private Link」を、4月11日(現地時間)に発表した。
今回、発表されたWorkers VPCとVPC Private Linkによって、企業と開発者はセキュリティが確保された状態で、Cloudflare Workers上でのアプリケーション構築とビジネスデータへのアクセスが可能になる。
Workers VPCは、従来のVPCモデルに対する最新のアプローチであり、1つの地域に限定されないネットワークとコンピューティングワークロードのために構築されている。アプリケーションのCloudflareリソースを分離された環境にグループ化して、Workers VPC内のリソースのみが互いにアクセスできる。
VPC Private Linkは、Workers VPCをパブリッククラウドまたはプライベートクラウドの外部VPCに接続して、それが1つのクラウド環境であるかのようにリソースへの安全なアクセスを実現する。
Workers VPCとVPC Private Linkを使用することで、クラウドをまたいだ統合VPCが作成可能になり、開発者はCloudflare Workers上で従来のパブリッククラウドやデータセンター、最新のクラウドリソースに接続できるとともに、手軽で迅速にグローバルなアプリケーションの構築が可能になる。
Workers VPCとVPC Private Linkは、Cloudflareのプライベートネットワーク製品を基盤として構築されており、2025年後半のサービス提供開始を予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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