Google Labsは5月20日(現地時間)、ユーザーがテキストや画像を入力するだけで、UIデザインやフロントエンドコードを自動生成できる実験的ツール「Stitch」を発表した。Stitchは、デザインと開発の連携をスムーズにし、従来の手作業や調整にかかる負担を軽減することを目的としている。

Stitchは、Gemini 2.5 Proのマルチモーダル機能を活用し、自然言語や画像入力をもとに複雑なUIを短時間で生成できるのが特徴。たとえば「このような配色で、ユーザー体験はこうしたい」といった要望を自然言語で記述すると、それを反映したビジュアルインターフェースを自動で作成する。また、ホワイトボード上の手描きスケッチやUIのスクリーンショット、ワイヤーフレーム画像をアップロードすることで、それらをもとにアプリケーションのUIとして再現することも可能。
最終的に生成したデザインはFigmaと連携することができ、既存のデザインシステムに組み込むための修正やチームでの共同作業に活用できる。また、デザインに基づいたフロントエンドコードも自動生成される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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