Kotlin言語を開発するJetBrainsは、5月22日、Spring開発チームの連携を強化することを発表した。
昨今SpringエコシステムにおけるKotlinの採用は拡大しており、Spring開発者の27%がKotlinを使用している。
JetBrainsは「この戦略的パートナーシップにより、Springアプリケーションの構築においてKotlinをさらに自然で強力な選択肢にする」と説明している。
主な協力分野は次の通り。
- KotlinおよびSpringアプリケーションのnull安全の強化
- Kotlin言語での公式学習教材の提供
- リフレクションの高速化(新しいkotlinx.reflectの開発)
- LambdaとDSLベースのBean定義をより適切にサポートするBean Registration DSL
これまで、Spring開発チームはコルーチンやKotlin拡張機能といったKotlinファーストの機能をサポートしてきた。既存のJava、SpringコードベースにKotlinファイルを追加する場合も、相互運用性によって円滑に統合が可能。
JetBrainsとSpring開発チームの連携によって、Kotlinによるバックエンド開発がより強化されることが期待できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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