Docker社は、6月4日、Docker Desktopの「Settings Management」(設定管理)をAdmin Consoleで一般提供開始した。
今回の一般提供開始は、早期アクセス期間を経て実現した。Docker Businessサブスクリプションのユーザーは、Admin Consoleから設定管理を設定できる。
Settings Management(設定管理)は、管理者が組織内のDocker Desktopの設定を一元管理するための機能。
Dockerはコンテナ開発用のエンタープライズグレードの統合ソリューションスイートを提供。新しい設定管理機能には、セキュリティ、ガバナンス、コンプライアンス、スケール、使いやすさ、制御、分析情報、可観測性といった企業のニーズを満たす管理機能が含まれている。
設定管理機能により、管理者はAdmin Consoleから直接、設定ポリシーを一元的に展開・適用できるようになる。Docker Desktop 4.40にデスクトップ設定レポートが追加されたことで、ポリシー作成からコンプライアンス検証までのエンドツーエンドの管理機能を提供するようになった。
また、新たに追加されたDesktop Settings Reporting(設定レポート)機能により、管理者はすべてのユーザーのコンプライアンスステータスを、リアルタイムかつ合理的に把握できる。
設定管理機能を利用するには、Docker Desktopのバージョン4.40以降にサインインしていることを確認し、Docker Admin Consoleにログイン。Settings Managementに移動してポリシーを作成する。コンプライアンスを監視するには、Reportingに移動する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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