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IT人材を採用する企業の採用担当者、約4割がIT人材の早期離職「増加した」と回答

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 レバテックは、IT人材を採用する企業の採用担当者を対象に実施した、IT人材の採用・定着に関する実態調査の結果を、6月10日に発表した。同調査は、4月24日〜28日の期間に行われ、284名から回答を得ている。

 調査対象者に、IT人材の採用後に「採用時の見立てとギャップがあった」と感じたことがあるかを尋ねたところ、「ある」という回答が6割超を占めた。

 採用後に感じた、具体的なギャップについて尋ねた質問では、「スキル・経験が期待よりも不足していた」(39.1%)がもっとも多く、以下「業務内容と志向がマッチしていなかった」(32.6%)、「自社のカルチャー・価値観とのフィット感が薄かった」(15.2%)が続いている。

 採用後のギャップを防ぐ・軽減するための取り組みを実施しているかを尋ねたところ、「実施している」という企業が60.2%を占めた。

 採用後のギャップを防ぐ・軽減するための、具体的な取り組み内容について尋ねた質問(複数回答)では、「採用イベント・会社説明会」(35.1%)、「カジュアル面談の実施」(31.6%)、「採用要件・業務内容の明確化」(29.8%)といった採用プロセスの改善が挙げられたほか、「AIマッチングの活用」(29.2%)も上位となっている。

 直近3年間で、IT人材の早期離職が増加したと思うかを尋ねたところ、「大きく増加した」と「やや増加した」を合わせた割合が約4割を占めた。

 早期離職がもっとも多い時期を尋ねた質問では、「入社3か月以内」(30.3%)が最多となっている。

 IT人材における早期離職の理由としては、「技術的な成長が感じられない」(22.7%)、「アサイン案件が希望と異なる」(17.6%)といった、業務内容や成長環境に対する不満が多く挙げられた。

 IT人材の定着率向上に向けた施策を行っているかを尋ねたところ、「行っている」という回答が66.2%に達している。

 定着率向上のために行っている施策を尋ねた質問(複数回答)では、「キャリア面談・1on1」(39.4%)、「メンター制度・オンボーディング強化」(36.7%)、「社内勉強会・交流会」(34.0%)が上位を占めた。

 定着率向上のための施策を実施した結果、定着率にどのような変化があったかを尋ねたところ、「やや改善した」(57.4%)と「大きく改善した」(11.7%)を合わせた割合が7割近くに達している。

 IT人材の定着率を向上させる上で、もっとも重要な要素だと思うものを尋ねた質問では、「スキルアップの機会」(30.0%)がもっとも多く、「適正な評価制度」(17.7%)、「業務内容の面白さ」(16.2%)がそれに続いた。

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