ボストン コンサルティング グループは7月4日、職場におけるAI活用に関する意識調査に基づくレポートを発表した。
同調査は、日本を含む世界11の国・地域において、経営幹部から従業員まで1万600人以上を対象に実施された。
生成AIを週に数回以上使用する割合は、世界平均の72%に対して、日本では51%となった。利用率は、インド(92%)、中東諸国(87%)のグローバルサウスで高い水準にある。

一方で、世界全体で41%の回答者が「今後10年で自分の仕事がなくなる可能性がある」という不安を抱いていることも明らかになった。特に利用率が上位の国ほど、この傾向は強い。

また、回答者の4分の3以上が「AIエージェントが今後の成功に不可欠」だと考えている。しかし、現時点でAIエージェントが業務フローに統合されている割合は世界平均で13%にとどまり、日本では7%とさらに下回る結果となった。

あわせて、AIエージェントの仕組みについて理解している人ほど脅威を感じる割合は低くなり、AIエージェントを「競合」ではなく「協働するパートナー」と捉えていることも明らかになった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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