マイクロソフトは、7月2日、GitHub Copilotのカスタマイズリポジトリ「Awesome GitHub Copilot Customizations」を公開したと発表した。
Awesome GitHub Copilot Customizationsは、ニーズに合わせてカスタマイズすることで、GitHub Copilotを最大限に活用できるようサポートするリソース群。コミュニティが主導してまとめており、カスタムインストラクション(指示)、再利用可能なプロンプト、カスタムチャットモードを備えている。
カスタムインストラクションを使うと、チームのワークフローやスタイルの好み、コーディング標準などのコンテキストをCopilotに伝えることができる。例えば、どのテクノロジーを優先するか、コードレビューで何をチェックするかを定義することが可能。
プロジェクト内に .github/copilot-instructions.mdというファイルを作成し、そこにカスタムインストラクションを配置することで、GitHub Copilotを通じて何かを実行する際に、カスタムインストラクションが自動的に参照される。
また、特定のタスクのための独立したプロンプトを個人やチームで再利用することも可能。プロンプトを定義したファイルを、再利用可能なプロンプトを実行するには、スラッシュコマンドを使用する。
さらに、カスタマイズされたチャット体験を実現するカスタムチャットモードも提供。カスタムチャットモードは、そのモードに切り替えた際に適用される一連の指示とツールで構成されている。AIが特定のタスクに特化できるように、ペルソナを提供することができる。.
例えば、専任のデータベース管理者がいない場合、参照する指示書やツールを指定することでDBAペルソナを定義し、.github/chatmodesフォルダーに追加。PostgreSQL拡張機能をインストールしておくと、Copilotがまるでデータベースの専門家のように質問に回答できるようになる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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