組織の「ひずみ」はむしろプラス? 成長へ変化させる方法
株式会社SHIFTは、ソフトウェアの「品質保証」を起点にサービスづくり全体を支援し、2017年から約16倍もの急成長を遂げた。この急拡大を支えるのは、7000名を超える多種多様なバックグラウンドを持つエンジニアたちである。
急速な組織拡大と業界の環境変化が重なると、組織の至る所には「ひずみ」が発生する。経営層からの圧力、現場に伝わらない経営のビジョン、他組織との連携不足、そして板挟みになるマネージャー層など、これらは多くの急成長企業が抱える共通の課題と言える。
しかし、同社の開発事業本部において事業部長を務める伊藤隆介氏は「ひずみは悪ではない」と断言する。伊藤氏は、2003年に大手SIerに入社し、官公庁向けシステムのエンジニアやプロジェクトマネージャーとして従事した。その後、インドネシアでの経営・営業経験を経て、2017年にSHIFTへ合流。2019年からはSHIFT ASIAの代表取締役としてベトナム拠点を牽引し、2026年現在はSHIFTの開発事業部長としてSI開発とAI駆動事業の融合に挑戦している。
現場の苦労から海外経営までを経験した伊藤氏は「ひずみを放置せず、成長のエネルギーである『のびしろ』へと変換することこそがマネジメントの本質だ。伸びしろがないところには成長がないと思っている」と、マネジメントの本質を語った。
本セッションでは、組織のひずみを力に変える具体的な手法として「個人に意思を持たせる」「組織の未来を想像させる」「熱を伝える」の3つの観点が解説された。

