「動く」だけで満足しないための視覚的UI設計。AIの出力を激変させる5つの改善ポイントと開発プロンプト例
AIの出力に“デザインの視点”をプラスする ──エンジニアのためのUX改善入門 第1回
コピペで即改善!生成UIの品質を引き上げる実践プロンプト
最後に、AIにUIを構築・改善させる際の効果的なプロンプトのコツをお伝えします。今回の予約確定画面を作る場合の実際のプロンプト例は下記になります。
この画面の最終目標は、ユーザーが入力内容を確認し、「予約を確定する」ボタンを押すことです。そのため、「予約を確定する」ボタンが主要アクションだと直感的に伝わるように、シグニファイアを強めてください。
入力完了後の視線の流れに、この画面の最終目的である「予約を確定する」ボタンを主要アクションとして配置し、他のリンクやキャンペーン情報よりも明確に目立たせてください。
アイコンだけでは操作内容が伝わりにくいため、主要アクションにはラベルを併記し、押すと何が起きるのかを予測できる文言にしてください。
まず、「この画面の最終目標は『予約を確定する』ボタンを押させることである」といった目的を明確に伝えることが最重要です。その上で「主要アクションだと直感的に伝わるように、シグニファイアを強めてください」と、あえて専門用語を混ぜてみてください。
AIに対して「UIのセオリーを理解している」と認識させることで、出力の精度が上がります。
一方で、「あなたはUIデザインの専門家です」といった役割付与は、かえって専門分野に特化しすぎて視野を狭めてしまう可能性があるため、無理に入れる必要はありません。
この記事のまとめ
- ボタンは「置けば押される」ものではない
- 「このボタンを押したら何が起きるか」をユーザーが明確に理解できる設計が必要
- AIが作ったUIほど、最後に人間が「これは押せると伝わるか」を確認する必要がある
UI/UX設計と聞くと、特別なセンスや複雑な「お作法」が必要だと身構えてしまうかもしれません。しかし、その本質は技術的にただボタンを画面に「置く」ことではなく、「それを押した結果、何が起きるのか」をユーザーの視点に立って明確に示すことにあります。
AIがもっともらしいUIを即座に生成する時代だからこそ、最後に人間の目で客観的に確認するプロセスは欠かせません。ユーザーに対する想像力を膨らませ、適切にシグニファイアを検証・実装するエンジニアの視点があって初めて、システムは本当の意味で機能し、プロダクトとしての価値を発揮するのです。
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折原レオナルド賢(オリハラ レオナルド ケン)
株式会社サイバーエージェントに新卒入社し、新人賞を受賞。LINEビジネスコネクトAPIやAIカスタマーサポートプロダクトの開発に携わり、インフラ設計、フロントエンド開発、デザイン、UI/UXなど幅広い領域を経験。その後、LINE株式会社にて、7,500万MAUを超えるLINE NEWSのフロントエ...
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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