補足:仕入契約年月日の入力制限
Webサービスに対しては日付のデータを送るので、画面上の仕入契約年月日テキストボックスに入力できるデータを日付型に制限します。
(1)では、restrict
で入力文字を数字と「/」に制限します。
(2)では、入力できる最大長を指定します。
(3)では、入力された文字列を「YYYY/MM/DD」へ変換しています。
// (1) textboxShiireKeiyakuDate.restrict = "0-9/"; // (2) textboxShiireKeiyakuDate.maxChars = 10; var shiireKeiyakuDateListener:Object = new Object(); shiireKeiyakuDateListener.focusOut = function() { textboxShiireKeiyakuDate.text = checkDate(textboxShiireKeiyakuDate.text); } textboxShiireKeiyakuDate.addEventListener("focusOut", shiireKeiyakuDateListener); // (3) function checkDate(argText:String) : String { // 受け取ったテキストから「/」を除外する。 argText = argText.split("/").join(""); // 現在時刻の取得 var dateObj:Date = new Date(); if (argText.length == 3) { // MDD argText = dateObj.getFullYear() + "0" + argText; } else if (argText.length == 4) { // MMDD argText = dateObj.getFullYear() + argText; } else if (argText.length == 6) { // YYMMDD argText = dateObj.getFullYear().toString().substring(0, 2) + argText; } else if (argText.length == 8) { // YYYYMMDD } else { return null; } argText = argText.substring(0,4) + "/" + argText.substring(4,6) + "/" + argText.substring(6,8); return argText; }
品目マスタの登録テスト
図10のようにテストデータを登録し、登録ボタンを押下すると、品目マスタにデータが登録されます。登録後、「http://localhost:3000/mst_hinmoku_service/invoke」からアクセスできる「FindAll」を呼び出すことで、図11のように登録したデータの確認が行えます。
まとめ
本稿では、Webサービスを呼び出して仕入先を画面上に設定する方法、および画面上に入力された情報をWebサービスに渡して、品目マスタに登録する方法について解説しました。本稿を通じて、下記のノウハウが得られたと思います。
- Webサービスの結果をデータグリッドに表示する。
- データグリッドで選択されたデータを、テキストボックスへ移送する。
- カスタムデータ型(
MstHinmoku
)をWebサービスへ渡して、データの登録を行う。 - 日付の入力制限
- モーショントゥイーンによる矢印の動き
Flashで業務画面を作成する上で、これらのノウハウは読者の皆さんの役に立つと思います。
参考資料
- 『ActionScript 3.0 Cookbook』 Joey Lott・ Darron Schall・ Keith Peters 著、Oreilly & Associates Inc、2006年10月
- 『ActionScript 3.0 逆引きクイックリファレンス 田中 康博・林 拓也 著、毎日コミュニケーションズ、2008年4月
- 『Webデザイン FLASH CS3対応』 デジタルハリウッド 著、技術評論社、2008年5月
- 『生産管理システムの導入・運用の実務知識』 藤井 一良 著、日本実業出版社、2006年12月