Cognitionは10月15日(米国時間)、AIソフトウェアエンジニア「Devin」が本番環境のアラートやバグ報告を自動で調査し、本番インシデントの原因究明と解決を支援する「Devin Oncall」の一般提供を開始した。アラートやバグ報告を自動診断する機能と、進行中のインシデント対応を支援する機能で構成され、開発チームが日常的に使うチャットやオブザーバビリティ、チケット管理のツールと連携する。

同社によると、従来のAIエージェントによる本番環境のデバッグには、根本原因の特定前に結論を出す、調査範囲が限定的である、ロールバックなどのシンプルな緩和策ではなく大規模なコード変更を試みる、といった課題があった。Devin OncallはDevinを基盤としており、モデル非依存の設計により、タスクに応じて最適なモデルを選択できる。
「Responders」は、アラートやバグ報告の流れを監視して問題を自動で診断する。「Alert Responders」と「Support + Bug Responders」の2種類があり、複雑なランブックを用意せずに利用できる。過去の調査を参照して関連するアラートをまとめることで、重複する調査の約60%を省略し、通常の自動化処理と比べてコストを半分以上削減できるという。
「Incidents」では、DevinがSlackまたはTeamsのインシデントチャンネルに参加し、エンジニアと並行して自律的に調査を進め、インシデントドキュメントをリアルタイムで更新する。エンジニアからの個別の質問には別のDevinが応答するため、全体の調査は中断されない。
また、メインのエージェントと並行して動作する「レビュー」エージェントが、相関関係と因果関係の混同や、きっかけと根本原因の取り違えなどを確認し、早計な結論を防ぐ。調査結果は、Respondersごとの記憶、組織単位のスキル、組織単位の記憶という3層のコンテキストとして蓄積される。
SREベンチマーク「SREGym-Lite」(17の障害)では、エンドツーエンド成功率100%を達成した。Claude Opus 5.5を使用した場合の平均緩和時間は2分21秒だった。
連携ツールは、Slack、Microsoft Teams、Datadog、Grafana、New Relic、Dynatrace、Sentry、Jira、Linear、ServiceNowなど。JiraやLinearでは割り当てられたチケットを引き取り、プルリクエストまで作成する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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