Silverlight Toolkitの各コントロール
新しいコントロールは、WPFから移植するコントロールと、Silverlight独自のコントロールの2種類に大きく分けられる。
前者には、コンポーネントのレイアウトを行うDockPanelや、コンテンツを展開収納するExpander、ネストされた階層構造を表示するTreeView等がある。


後者の例としては、入力内容を補完するテキストボックスAutoCompleteや、さまざまなグラフを表示するCharting等が挙げられた。コントロール開発チームはWPFとSilverlightを兼務しており、これらのコントロールのWPF対応版も予定されているという。


また、アプリケーションの見た目の統一や変更を容易にする「スタイル」もサポートされ、現在9種類のテーマが提供されている。XAML上で指定するだけで、簡単にテーマを適用できる。

Silverlightの今後、モバイル対応
Silverlightの方向性として、多くのユーザーに使ってもらう「Reach」と、リッチなユーザーエクスペリエンスを提供する「Rich」の二軸を挙げ、モバイル対応についても紹介された。Silverlight 2をベースにしたモバイル版の「Silverlight 2 for Mobile」は、パブリックCTPが2009年第一四半期、正式版が2009年内にリリースされる見込みだ。当初搭載される予定のデバイスとしては、Window MobileとNokia S60を挙げている。
実際、エミュレーターを利用した開発中のデモを見たが、エミュレーターではアプリケーションの立ち上げに時間がかかっていたものの、3D処理や動画再生、Webサービスの利用等、PCのブラウザ上での実行とほぼ遜色のない挙動を示した。実機ではさらに実用的なレベルへの改良が進められるようだ。
なお、開発言語の使い分けについては、軽めの機能で起動時間を短くしたい場合はJavaScriptで実装し、高度な機能を利用したい場合は多少起動に時間がかかるが.NET Frameworkベースで行うとよいという。

