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コドモに伝える組込みソフトウェア開発

マジカルスプーンの設定

マイコンを動かしてみる


5つのC言語ルールではじめよう

 いきなり難しい話をしてしまいましたが、安心してください。組込み世界のオキテを完璧に理解しなくても…、つまり、C言語の文法をすべてマスターしなくても、ハードウェアの詳細な制御方法を知らなくても! ちゃんと組込みソフトウェアを作ってその世界を学ぶことはできるのです。

 本稿では、マジカルスプーンの地上局の制御基板(マジカルボックス制御基板)を使って、実際に使用している制御プログラムを完成させるまでの過程を解説していきます。プログラムはC言語を使いますが、その中でも使うルールは5つ(5種類)だけです。難しいと言われるポインタはもちろん使いません。また、ハードウェア制御は専用のツールを使うことで特別な知識や技術がなくてもプログラムを作れるように進めます。ですから、

  • マイコンはもちろん、C言語もほとんど知らない
  • パソコン上でC言語は使ったことがあるが、組込みは初めて

 という方々でも、いえそういうみなさんこそ、ぜひトライしてみてください。最小限の知識や原理で、実際に動かしながら楽しく勉強していきましょう。

まずは動かしてみよう〜その1:準備〜

 先が見えないまま行軍するほど辛いものはありませんから、まずはマイコンを動かして遊んでみましょう。必要なものはWindowsパソコンと以下の5点です。設定など、慣れていないとちょっと面倒ですが、根気よく頑張ってみてください。

<注>

 マジカルボックスは、出荷時点でプログラムを書き込み済みです。 すでにMagical Spoon Simulator ver2.2をダウンロードして動作を確かめられた方は、以下の作業は不要です。マイコンへのプログラム書き込みを体験してみたい方は果敢にトライしてみてください。

用意するもの

1.マジカルボックス制御基板

 WebショップSEShopで購入できます。

2.USBケーブル

 マジカルボックス制御基板に同梱しています。パソコンと制御基板を接続するケーブルです。片側がA、もう一方がミニBというコネクタになっています。

A型コネクタ
A型コネクタ
ミニB型コネクタ
ミニB型コネクタ

3.スプーン

 これを打ち合わせて飛行船を制御します。

 2本必要です。台所の引き出しからこっそり調達すると怒られますから、百円ショップなどで専用に購入しましょう。カレーなどを食べる大きめの物が使いやすいでしょう。

4.プログラムファイル

 飛行船シミュレータを動作させるために必要なファイル群です。ソフト開発向けシミュレータセットSimulatorMagBoxV100.exe [2,481KB]をSEShop.comのダウンロードページSESSMEのWebサイト からダウンロードしてください。

 SimulatorMagBoxV100.exe(自己解凍exeファイル形式) を実行して、適当なフォルダに展開します。この圧縮ファイルには、以下のようなフォルダとファイルが含まれます。

展開したフォルダ内
展開したフォルダ内
  • AirShipSim2フォルダ

     パソコンで飛行船をシミュレーションするソフトなどが含まれます

  • WriteEZ2_V110_2フォルダ

     マジカルボックス基板のマイコンにプログラムを書くライタソフトなどが含まれます

  • 78F9222.prm

     上記ライタソフトのためのパラメータファイル

  • CDM 2.04.06.exe

     USB-COM変換ICのデバイス・ドライバ

  • magspn.hex

     マイコンで動作するプログラム

 以上、必要な物が揃いましたら、次のページからは設定を進めていきます。

次のページ
まずは動かしてみよう〜その2:設定手順〜

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この記事の著者

舘 伸幸(タチ ノブユキ)

NECマイクロシステム株式会社 勤務NPO法人SESSAME 所属開発ツールのソフトウェア開発を経て組込みソフトウェア開発に従事。プライベートにも半田ごては手放さない。2006年からSESSAME に参加。若い世代に物を作る楽しさを伝えていきたい。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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