まずは動かしてみよう〜その3:操作方法〜

飛行船シミュレータ画面右下にコードセットが表示されています。4桁のコードになっていて、黒いところが1、白いところが0です。用意した最後のアイテム、スプーンを手に取って準備です。
コードは、黒いところ(1)でスプーンをぶつけて、白いところ(0)は静かにしておやすみ(休符)することで命令します。コードの前には、どんなテンポで命令するかをマイコンに教えてあげる必要があります。これはスプーンを4回、等間隔で打ち鳴らすことで行います。ちょうどバンドでドラムスのひとがバチを叩いてテンポを取るのと同じです。カン、カン、カン、カンと4回スプーンをならすと、それに応じてマジカルボックス基板のLEDランプがひとつづつ点灯していきます。
スプーンの音は丸い銀色の部品(超音波マイク)で拾っています。うまく点灯しないときは、マイクの近くで叩いてみてください。4回のタイミング信号に続いて、間髪入れずに同じテンポで命令コードを打ちます。命令コードはコードの上位ビットから順番に入力します。たとえば■■□□であれば、カン、カン、休み、休み となります。
ではさっそく、まずは上昇から試して見ましょう。上昇は■□□■(1001)ですから、
カン・カン・カン・カン・カン・(休んで)・(休んで)・カン (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8)
です。飛行船はうまく上昇を始めたでしょうか。うまくいきましたら、他の命令コードも試してみてください。
通信ポートの設定
マジカルボックスとの通信ポートは、通常、自動的に設定されます。しかし、うまく行かなかった場合には、最初に通信ポートの設定を聞いてきます。

この場合は、「はい」をクリックすると次のような設定画面が現れます。指令受信用COMポートで、さきほどWriteEZ2で設定したのと同じCOMポート番号を選んでOKしてください。

これでうまく行かない場合は、再度SW2、SW3の設定を見直し、いったんUSBケーブルを抜いて再度接続してから、もう一度飛行船シミュレータを起動してみてください。
このあと学んでいくこと
いま動作させた、マジカルボックス基板上のマイコン78K0S/KX1+のプログラムは、以下のような仕事をしています。
- スプーンの音声信号を読みとって
- 最初の4回でタイミングを解析し、
- そのタイミングで続く命令コードを読み取り
- パソコンに送信する
どのようにしたらマイコンにこのような仕事をさせることができるのでしょうか。最初に説明しましたように、このプログラムはたった5つのルールだけに限定したC言語で記述しています。そして、難しいハードウェアの設定などは、専用のツールを使うことで解決しています。
次回からはこれらの技術をひとつづつ学んでいきます。そして機能を構成する処理単位(これをソフトウェア部品といいます)を順に作っていき、最後にそれらを組み立ててプログラムを完成させます。そのとき、あなたはもう立派に組込みソフト技術者の仲間入りです。
今回はここまでとします。おつかれさまでした。
ご注意
- マジカルボックスのハードウェアおよび提供ソフトウェアの使用によって生じたトラブルや損害につきましてはSESSMEおよび設計製造関係者はいっさいの責任を負わないものとします。
- ダウンロードしたNECグループの各社製またはFTDIチップ社製ソフトウェアはNECエレクトロニクス社のサポート対象製品ではありません。これらに関する質問など一切の問い合わせをNECグループ、関係各社に行わないようお願いします。
- プログラムファイルやドキュメントは著作権法により保護されています。個人での使用,教育以外の目的で使用することはできません。教育目的でのコピー配布の許諾は、SESSAMEへ御連絡ください
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