はじめに
前回まで、Curl ORBを用いたJavaサービスへのアクセス方法について、いろいろと説明してきました。今回は、ほとんどのエンタープライズ・アプリケーションに必要な認証とアクセス制御の実装方法について説明したいと思います。
これまでの記事
概要
多くの認証とアクセス制御は以下のような仕組みになると考えられます。
ログインサービスでログイン認証を行い、ログイン成功であれば、サービスA、B、Cにアクセスできるようになります。もし、ログインしていない場合やログイン失敗した場合は、サービスA、B、Cにアクセスできないようになります。これをSpring Frameworkと組み合わせて、実現する方法を説明していきたいと思います。
まず、以下の3つのライブラリ(jarファイル)をダウンロードして、Curl ORBのサーバサイドに追加してください(前回までの記事で追加されたものは既に追加されてあるものとします)。