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![]() 柳井です。 だいぶ前ですが、山田風太郎の「甲賀忍法帖」を読みました。「バジリスク」のマンガが連載されている頃に、遡って読んだものです。 この小説は、伊賀と甲賀の忍者たちが、人間離れした忍術を駆使して死闘をしあうという話です。面白いのは、その忍術に、もっともらしい科学的な解説がついていることです。そういった解説があることで、その忍術が、その世界では実在するように思えてきます。 商品には、バックボーンとなる物語がある方が親しみがわいてきます。ただ売られている物よりは、その製造秘話を知っている商品の方が、手に取り、買ってみようと思うチャンスが増えます。物を世の中に送り出す場合は、本当の物語でも、ネタとしての物語でも構わないので、何らかの付加情報があった方がよいと思います。この本のような、過剰な解説を芸とできるような、そういった技も身に付けていく必要があると思いました。 |
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