マイクロソフトは10日、7月の定期セキュリティアップデート(7月15日を予定)で公開されるセキュリティ情報を事前通知した。「緊急」のセキュリティ情報が3件、「重要」が3件、予定されている。
緊急のセキュリティ情報は、いずれも「リモートでコードが実行される」脆弱性で、3件のうち2件が、Windows 2000~XP、Server 2003、Vista、Server 2008と幅広い範囲のOSに影響を与える。残りの1件はWindows 2000 SP4、XP SP2、XP SP3、Server 2003 SP2上のDirectXが対象となる。
重要のセキュリティ情報は、Virtual PCにおける特権の昇格、ISA(Internet Security and Acceleration Server)における特権の昇格、Office Publisher 2007 SP1においてリモートでコードが実行される脆弱性となっている。
対象のソフトウェアを利用しているユーザーはWindows Updateに備えておくとよいだろう。なお、事前通知の段階では概要が公開されているだけだが、15日のアップデート公開時点でセキュリティ情報ID付きの詳細が公開される。
【関連リンク】
・マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 - 2009 年 7 月
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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