SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

DeveloperZine(デベロッパージン)- エンジニアの意思決定を支える技術情報メディア ProductZine

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Silverlight 3徹底入門

Silverlight 3に新しく追加されたコントロール

Silverlight 3徹底入門(2)

DataPagerコントロール

 DataPagerコントロールはDataGridコントロールやListBoxコントロールなどの一覧を表示するようなコントロールに、直感的なデータページングを提供するコントロールです。

 早速サンプルコードを見ていきましょう。

 [リスト7]はリストボックスに表示する内容を、DataPagerコントロールを使ってページングするためのXAML側のコードです。

[リスト7]DataPagerを使ったページング(XAML側)
<UserControl
  xmlns:data="clr-namespace:System.Windows.Controls;assembly=System.Windows.Controls.Data"
  xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
  xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
  x:Class="CodeZine2.DataPagerSample">
  <Grid x:Name="LayoutRoot" Background="White">
    <StackPanel>
      <ListBox x:Name="newControls" />
      <data:DataPager x:Name="newControlsDataPager"
              PageSize="5"
              AutoEllipsis="True"
              NumericButtonCount="4"
              DisplayMode="FirstLastPreviousNextNumeric"/>
    </StackPanel>
  </Grid>
</UserControl>

 設定しているプロパティーの説明は実行した画面を見ながら行いますので、まずは先にロジック側も確認してしまいましょう。[リスト8]は[リスト7]のDataPagerコントロールとListBoxコントロールに配列をバインドしているコードです。データソースのコレクションはAutoCompleteBoxのサンプルでも使ったGetItemSourceメソッドから供給してもらっています。

[リスト8] リスト7の初期化コード
public DataPagerSample()
{
    InitializeComponent();
    var itemListView = new PagedCollectionView(GetItemSource());
    newControls.ItemsSource = itemListView;
    newControlsDataPager.Source = itemListView;
}

 初期化コードで注目する点は2点です。

 データソースをPagedCollectionViewでラップしている点と、同じデータソースをListItemコントロールとDataPagerコントロールにバインドしている点です。

 DataPagerコントロールは、IEnumerable型のコレクションであればどんなコレクションでもバインドすることができますが、実際に最初のページを表示、次のページを表示、指定されたページを表示といったページングの機能を利用するためには、IPagedCollectionViewインターフェイスを実装したクラスをデータソースに与える必要があります。

 PagedCollectionViewクラスはIPagedCollectionViewインターフェイスを実装したクラスで、IEnumerableインターフェイスのコレクション(今回の場合GetItemSourceメソッドの結果)をページングに適したコレクションに変換します。

 このコードを実行すると[図5]のような画面が表示されます。

[図5] DataPagerの実行結果
[図5] DataPagerの実行結果

 ListBoxに表示するアイテム数やページャー自体の表示方法は、DataPagerコントロールのプロパティーで変更が可能です。今回のサンプルでは[リスト7]で[図6]の設定を行っています。

[図6] [リスト7]の設定内容
[図6] [リスト7]の設定内容

 DisplayModeには6つの表示モードがあり、最初と最後のアイテムへのリンクを表示しないとか、表示するページを直接入力するといった表示の切り替えが可能です。MSDNの「DisplayModeプロパティー」のページには、各DisplayModeを設定すると、どのように表示が変わるのかといったサンプルが画像入りで掲載されています。

 詳しいDataPagerコントロールの使い方は、MSDNの「DataPagerコントロール」を参照してください。

まとめ

 Silverlight 3で追加されたコントロールの簡単な使い方を紹介してきました。今回はコントロールの簡単な使い方のみなので表示された結果が若干さびしい感じはしますが、テンプレートやスタイルといった機能を利用することで見栄えのよいコントロールを簡単に作成することができます。

この記事は参考になりましたか?

連載通知を行うには会員登録(無料)が必要です。
既に会員の方はを行ってください。
Silverlight 3徹底入門連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト かるあ (杉山 洋一)(カルア(スギヤマ ヨウイチ))

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/4513 2009/11/17 14:00

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー