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ComponentZine(ComponentOne)

本の形で情報を表示するSilverlightアプリケーションの作成

ComponentOne StudioのBook for Silverlightを使ったWebページの作成

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ブックの作成

 では、C1Bookコントロールを使ってページを作成していきましょう。

 既に記述されているGridの中にStackPanelを入れ、その中にC1Bookコントロールを配置します。それぞれ、ツールボックスにあるアイコンをダブルクリックして作成します。C1Bookコントロールのサイズは、幅600高さ400にします。ページは見開きで表示されるので、幅は2ページ分確保します。

<Grid x:Name="LayoutRoot">
	    <!-- C1Book -->
        <StackPanel Margin="5" HorizontalAlignment="Center" VerticalAlignment="Center" >
            <c1ext:C1Book x:Name="_book" Width="600" Height="400" >
            </c1ext:C1Book>
        </StackPanel>
</Grid>

 次に、表紙を作成します。C1Bookコントロールの中にStackPanelを入れ、その中に画像を配置します。なお、使用する画像は全部で5枚あるので、それをプロジェクトに組み込んでおきます。

<!-- 表紙 -->
<c1ext:C1Book x:Name="_book" Width="600" Height="400" >
	<StackPanel VerticalAlignment="Center"  HorizontalAlignment="Center" Margin="20">
    	<Image Source="logo.jpg" />
    </StackPanel>
</c1ext:C1Book>

 これで、1ページ目ができあがります。

できあがった表紙
できあがった表紙
※注

使用している画像データは、サンプルファイルの「Photos」フォルダに格納してあります。

使用する画像ファイル
使用する画像ファイル

 では、写真を配置してページを追加していきます。ブックのページは、コンテンツを追加して行くたびに自動的に増えていきます。

 先ほど挿入したStackPanelの下にGridを1つ追加し、その中にStackPanelを2つ入れます。Gridは1列2行の設定にし、最初のStackPanelの中にImageとTextBlockを入れます。

 2番目のStackPanelは、ページ番号を入れるので、コンテンツが下の中央にくるようにVerticalAlignmentとHorizontalAlignmentプロパティを設定し、中にTextBlockを入れます。

<!-- 1ページ目 -->
<Grid x:Name="pagegrid1" Grid.Column="1" Grid.Row="2" >
	<StackPanel VerticalAlignment="Center"  HorizontalAlignment="Center" Margin="20">
    	<Image Source="neko-1.jpg" />
        <TextBlock Text="かまってよ~" FontSize="16" Foreground="Blue"></TextBlock>
    </StackPanel>
    <StackPanel VerticalAlignment="Bottom"  HorizontalAlignment="Center" >
    	<TextBlock Text=" -Page 1-"/>
    </StackPanel>
</Grid>

 実行すると、自動的にページが追加されコンテンツが表示されます。

ページが増えて画像と文字、ページ番号がレイアウトされる
ページが増えて画像と文字、ページ番号がレイアウトされる

 同じように、GridとStackPanelを使って残りの画像と文章を作成していきます。最後の5ページ目はTextBlockを入れるだけなので、Gridは使わずにStackPanelだけでレイアウトします。

<!-- 2ページ目 -->
<Grid x:Name="pagegrid2" Grid.Column="1" Grid.Row="2">
    <StackPanel VerticalAlignment="Center"  HorizontalAlignment="Center" Margin="20">
        <Image Source="neko-2.jpg" />
        <TextBlock Text="相談があるんだけど" FontSize="16" Foreground="Blue"></TextBlock>
    </StackPanel>
    <StackPanel VerticalAlignment="Bottom"  HorizontalAlignment="Center" >
        <TextBlock Text=" -Page 2-"/>
    </StackPanel>
</Grid>
                
<!-- 3ページ目 -->
<Grid x:Name="pagegrid3" Grid.Column="1" Grid.Row="2">
	<StackPanel VerticalAlignment="Center"  HorizontalAlignment="Center" Margin="20">
		<Image Source="neko-3.jpg" Height="250" Width="200"/>
		<TextBlock Text="・・・・・" FontSize="16" Foreground="Blue"></TextBlock>
	</StackPanel>
	<StackPanel VerticalAlignment="Bottom"  HorizontalAlignment="Center" >
		<TextBlock Text=" -Page 3-"/>
	</StackPanel>
</Grid>
                
<!-- 4ページ目 -->
<Grid x:Name="pagegrid4" Grid.Column="1" Grid.Row="2">
	<StackPanel VerticalAlignment="Center"  HorizontalAlignment="Center" Margin="20">
		<Image Source="neko-4.jpg" Height="200" Width="250" />
		<TextBlock Text="何してんの?" FontSize="16" Foreground="Blue"></TextBlock>
	</StackPanel>
	<StackPanel VerticalAlignment="Bottom"  HorizontalAlignment="Center" >
		<TextBlock Text=" -Page 4-"/>
	</StackPanel>
</Grid>
                
<!-- 5ページ目 -->
	<StackPanel VerticalAlignment="Center"  HorizontalAlignment="Center" Margin="20">
	<TextBlock Text="我が家のネコブック" FontSize="16" Foreground="Blue"></TextBlock>
	<TextBlock Text="Photo by H.Seto " FontSize="16" Foreground="Blue"></TextBlock>
	</StackPanel>
</c1ext:C1Book>

 ページめくり機能は、C1Bookコントロールに既に実装されているので、何もしなくてもページがめくられます。デフォルトでは、マウスポインタをページの端に重ねると、ページの端が折り返されるようになっています。ページが進む場合はページの端の上下どちらかが折り返され、ページが戻る場合はページの端が傾きます。折り返しの状態でクリックまたはドラッグするとページがめくられます。

ページが進む場合はページの端の上、または下が折り返される
ページが進む場合はページの端の上、または下が折り返される
ページが戻る場合はページの端が傾く
ページが戻る場合はページの端が傾く

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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