未来検索ブラジルなどを中心に開発されている全文検索エンジン「groonga」のMySQL用ストレージエンジンが、18日にテストリリースされた。
MySQLでは、テーブルごとにInnoDBやMyISAMなどストレージエンジンを切り替えることができ、さらにバージョン5.1以降ではプラグインとして動的に追加できる。今回のgroongaストレージエンジンは、groongaをストレージに利用する。groongaは、広く利用されている全文検索システムSennaの後継プロダクトで、groongaストレージエンジンもMySQLでSennaを利用するTritonnの後継プロジェクトとなる。
groongaでは、インデックス追加/更新時のスループットがSennaより大幅に改善されており、groongaストレージエンジンでも同様の性能向上が受けられる。また、Tritonnでは、ストレージエンジン自体はMyISAMを利用していたが、今回はgroongaのDB APIを利用してデータを格納するため、ロックの問題が解消され検索性能が向上しているほか、groongaストレージエンジンとgroongaサーバ単体の両方からデータにアクセスできる利点がある。
【関連リンク】
・groongaストレージエンジン 公式サイト
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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