NuGet
本日NuGetも出荷します。これは、無償でオープンソースのパッケージマネージャで、プロジェクトでオープンソースライブラリの検索、インストール、使用が簡単にできるようになります。すべての.NETプロジェクト(ASP.NET Webフォーム、ASP.NET MVC、WPF、WinForms、Silverlight、クラスライブラリなど)で動作します。ここからダウンロードおよびインストールできます。
NuGetにより、オープンソースプロジェクト(例えば、Moq、NHibernate、Ninject、StructureMap、NUnit、Windsor、Raven、Elmahなどの.NETプロジェクト)を保守している開発者は、それらのライブラリをパッケージ化して、検索可能なオンラインのギャラリ/カタログに登録できます。完全なVisual Studio統合が含まれたクライアントサイドのNuGetツールがあれば、.NET開発者は、作業中のプロジェクト内で、使いたいライブラリを簡単に検索およびインストールできます。
NuGetは、ライブラリ間の依存性管理を処理します(ライブラリ1はライブラリ2に依存するなど)。また、後でプロジェクトからのライブラリ更新(およびオプションにより削除)が簡単になります。web.configファイルの更新をサポートします(パッケージに構成の設定が必要な場合)。パッケージによりプロジェクトにPowerShellスクリプトを追加することもできます。重要なことですが、NuGetは透明性がありクリーンで、システムレベルで何もインストールしません。これは、プロジェクトで使用するライブラリを簡単に管理することを重要視しています。
NuGetの目的は、.NETプロジェクト内のオープンソースライブラリを、できるだけシンプルに統合できるようにすることです。
NuGetギャラリ
今週、http://nuget.orgWebサイトのベータ版もローンチしました。これにより、NuGetを通じて利用可能なオープンソースパッケージのオンラインギャラリーを、誰でも簡単に検索およびブラウズできます。またこのサイトから開発者は、他の人と共有したい新しいパッケージもオプションで送信できます。パッケージの作成および共有の方法については、ここから確認できます。
NuGetギャラリには、オープンソースの.NETプロジェクトが数百もあります。将来的に数千になればと思っています。
IIS Express 7.5
IIS Express 7.5も本日出荷しました。IIS Expressは、IIS 7.5の無償版で、開発のシナリオを最適化します。また、ASP.NET WebフォームおよびASP.NET MVCプロジェクトのどちらのタイプにも動作します。
IIS Expressは、現在Visual StudioにビルトインされているASP.NET Webサーバ(別名Cassini)の使用しやすさに、IISのフルパワーを兼ね備えたものになっていると思います。具体的には以下のものがあります。
- ライトウェイトでインストールが簡単(5MB以下のダウンロードで素早くインストール)
- Visual Studioからアプリケーションを実行/デバッグするために管理者権限が不要
- SSL、URLリライト、その他IIS 7.xモジュールなどのWebサーバ機能一式が利用可能
- IIS 7.xがサポートする同じ拡張モデルおよびweb.configファイル設定をサポート
- 完全なIIS WebサーバーおよびASP.NET開発サーバとサイドバイサイドでインストール可能(全く衝突がありません)
- Windows XP以上のOSで動作可能(すべてのWindows OSプラットフォーム上でIIS 7.x開発機能一式が利用可能)
IIS Express(ASP.NET開発サーバなど)は、ディスク上のディレクトリからサイトを実行するのに簡単にローンチできます。登録/構成の手順は不要です。これにより、開発シナリオをローンチ/実行することが非常に簡単になります。ライトウェイトのWebサーバが必要なら独自のアプリケーションと一緒にIIS Expressをオプションとして再配布することもできます。標準のIIS ExpressのEULAには、再配布が可能になる権限が含まれています。
Visual Studio 2010 SP1には、IIS Expressへのサポートが追加されました。VS 2010 SP1とIIS Expressのブログ投稿で、何が可能なのかなどの詳細について確認してください。
SQL Server Compact Edition 4
本日、SQL Server Compact Edition 4 (別名SQL CE 4)も出荷しました。SQL CEは、無償の埋め込みデータベースエンジンで、データベース保存が簡単にできます。
データベースのインストールが不要
SQL CEでは、使用するためにセットアップの実行や、データベースサーバのインストールが不要です。ASP.NETアプリケーションの\binディレクトリにSQL CEのバイナリをコピーするだけで、Webアプリケーションはそれをデータベースエンジンとして使用できます。実行するのに、セットアップや別のセキュリティ権限は不要です。マシン上で管理者権限も不要です。Webアプリケーションをサーバにコピーするだけで動作します。Webホスティング環境で実行しているMedium Trustのアプリケーションでも同様です。
SQL CEは、ASP.NETアプリケーション内のインメモリで実行され、SQL CEデータベースに最初にアクセスした時に開始し、アプリケーションがアンロードされた時に自動的にシャットダウンします。SQL CEデータベースは、ASP.NETアプリケーションの\App_Dataフォルダ内に存在し、ファイルとして保存されます。
既存のデータAPIとの動作
SQL CE 4は、既存の.NETベースのデータAPIとして動作し、SQL Serverと互換性のあるクエリ文法をサポートしています。つまり、ADO.NETのような既存のデータAPIを使用することも、Entity FrameworkやNHibernateのようなよりハイレベルのORMをSQL CEと一緒に使用することも可能です。これにより、今持っているデータプログラミングスキルとデータAPIが使用可能になります。
開発、テスト、プロダクションのシナリオをサポート
SQL CEは、開発シナリオ、テストシナリオ、軽いプロダクションのシナリオで利用可能です。SQL CE 4リリースで、マルチスレッドのサーバシナリオ(ASP.NETなど)で使用した時に、SQLCEがクラッシュしたり、デッドロックしないように調整を行いました。これは、クライアントのみのシナリオで設計され、Webサーバ環境での実行を明示的にブロックしていたSQL CEの前リリース版から大きく変化した点です。SQL CE 4以降では、Webサーバでも使用可能です。
SQL CEにはライセンス規制はありません。これも完全に無償です。
VS 2010 SP1でのツールサポート
Visual Studio 2010 SP1は、SQL CE 4とASP.NETプロジェクトのサポートを追加しました。VS 2010 SP1とSQL CE 4のブログ投稿で、何が可能なのかなどの詳細を確認してください。
Web DeployとWebファーム・フレームワーク 2.0
また、Microsoft Web Deploy V2およびMicrosoft Webファーム・フレームワーク V2も出荷しました。これらのサービスにより、シングルのサーバ上にでも、マシンのWebファームにおいても、柔軟性のある強力な方法で、ASP.NETアプリケーションをデプロイできます。
以前のブログ投稿でこれらの機能についての詳細が確認できます。
http://iis.netWebサイトで、詳細の確認およびインストールができます。
