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Silverlight/WPFで使える逆引きTips集

Silverlight/WPFで使える逆引きTips集
――スライダー機能

(8) Sliderコントロール

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ダウンロード Slider_WPF_VB.zip (2.0 MB)
ダウンロード Slider_WPF_CS.zip (1.9 MB)
ダウンロード Slider_Silverlight_VB.zip (5.8 MB)
ダウンロード Slider_Silverlight_CS.zip (5.7 MB)

01.スライド範囲の最小値と最大値を設定する

 Sliderコントロールの最小値と最大値を設定するには、MinimumプロパティMaximumプロパティを使用します。

 下記は、MinimumプロパティとMaximumプロパティを使用してSliderコントロールのスライド範囲を設定する例です。

スライド範囲の最小値と最大値を設定する例
スライド範囲の最小値と最大値を設定する例
XAMLの例
<StackPanel Orientation="Horizontal">
    <Slider Height="23" HorizontalAlignment="Left" Margin="5,7,0,0" 
            Name="Slider1" VerticalAlignment="Top" Width="254"
            Minimum="0" Maximum="100" />
    <TextBlock Height="23" HorizontalAlignment="Right" Name="TextBlock1" 
               VerticalAlignment="Center"
               Text="{Binding ElementName=Slider1, Path=Value}" />
</StackPanel>

VBの例
Private Sub Window_Loaded(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.Windows.RoutedEventArgs) Handles MyBase.Loaded
    '最小値と最大値を設定する
    Slider1.Minimum = 0
    Slider1.Maximum = 100
End Sub
C#の例
private void Window_Loaded(object sender, RoutedEventArgs e)
{
    //最小値と最大値を設定する
    slider1.Minimum = 0;
    slider1.Maximum = 100;
}
ポイント

 Sliderコントロールの最小値はMinimumプロパティを、最大値はMaximumプロパティを使用して設定する。

02.現在値を取得/設定する

 現在値の取得/設定を行うにはValueプロパティを使用します。

 下記は、Sliderコントロールの初期値を50にしています。また、[現在値を取得]ボタンをクリックすると、Sliderコントロールが示す現在値を表示します。

現在値を取得/設定する例
現在値を取得/設定する例
XAMLの例
<StackPanel Orientation="Horizontal">
    <Slider Height="23" HorizontalAlignment="Left" Margin="5,7,0,0" 
            Name="Slider1" VerticalAlignment="Top" Width="254"
            Minimum="0" Maximum="100" 
            Value="50"/>
    <Button Content="現在値を取得" Height="23" Name="Button1" Width="90" />
</StackPanel>
VBの例
Private Sub Window_Loaded(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.Windows.RoutedEventArgs) Handles MyBase.Loaded
    '最小値と最大値を設定する
    Slider1.Minimum = 0
    Slider1.Maximum = 100

    '現在値を50に設定
    Slider1.Value = 50
End Sub

' [現在値を取得]ボタンクリック時の処理
Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.Windows.RoutedEventArgs) Handles Button1.Click
    MessageBox.Show("現在値は" & Slider1.Value.ToString())
End Sub
C#の例
private void Window_Loaded(object sender, RoutedEventArgs e)
{
    //最小値と最大値を設定する
    slider1.Minimum = 0;
    slider1.Maximum = 100;

    // 現在値を50に設定
    slider1.Value = 50;
}

// [現在値を取得]ボタンクリック時の処理
private void button1_Click(object sender, RoutedEventArgs e)
{
    MessageBox.Show("現在値は" + slider1.Value.ToString());
}
ポイント

 現在値の取得/設定を行うにはValueプロパティを使用する。

03.移動量を設定する

 SliderコントロールではThumbとTrackの移動量を設定できます。

 Thumbをマウスでドラッグしたときは細やかな移動をさせることができ、この移動量はSmallChangeプロパティで設定します。

 またTrackをクリックしたときは大まかな移動をさせることができ、この移動量はLargeChangeプロパティで設定します。

 下記はSmallChangeプロパティとLargeChangeプロパティを使用して移動量を設定する例です。

移動量を設定する例
移動量を設定する例
XAMLの例
<StackPanel>
    <Slider Height="23" HorizontalAlignment="Left" Margin="5,7,5,5" 
            Name="Slider1" VerticalAlignment="Top" Width="254"
            Minimum="0" Maximum="100" 
            SmallChange="1" LargeChange="10"/>
    <TextBlock Text="Thumbクリック時の移動量=1"/>
    <TextBlock Text="Trackクリック時の移動量=10"/>
</StackPanel>
VBの例
Private Sub Window_Loaded(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.Windows.RoutedEventArgs) Handles MyBase.Loaded
    '移動量を設定する
    Slider1.SmallChange = 1     'Thumbクリック時の移動量
    Slider1.LargeChange = 10    'Trackクリック時の移動量
End Sub
C#の例
private void Window_Loaded(object sender, RoutedEventArgs e)
{
    // 移動量を設定する
    slider1.SmallChange = 1;    // Thumbクリック時の移動量
    slider1.LargeChange = 10;   // Trackクリック時の移動量
}
ポイント

 Thumbをドラッグしたときの移動量の設定はSmallChangeプロパティを使用する。

 Trackをクリックしたときの移動量の設定はLargeChangeプロパティを使用する。

次のページ
04.スライダーの配置方向を設定する

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HIRO(ヒロ)

HIRO's.NETのHIROです。とある半導体工場のSEです。VB.NET, C#, PowerShellによるプログラミングを楽しんでいます。最近はBlog でPowerShellについて書いています。2008/07/07にPowerShell from Japan!!というサイトを立ち上げまし...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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