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管理者権限を手に入れろ! Windows Azure権限昇格編

Windows Azure新機能チュートリアル(2)

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2011/04/25 14:00
目次

ビルド前の準備

 開発環境ではCOMコンポーネントへの参照設定を行うため、COMコンポーネントが登録済です。開発エミュレータでスタートアップタスクが正しく機能しているか確認するためには、以下の設定を行う必要があります。この設定により、ビルド時にはCOMコンポーネントが登録されている状態にし、ビルド終了後にはCOMコンポーネントの登録が解除された状態に保ちます。

  1. 管理者権限のコマンドプロンプトからリスト11を実行して、COMコンポーネントの登録を解除します。
  2. Webロールのビルドイベントで、ビルド前に実行するコマンドラインに、COMコンポーネントを登録するように構成します(図7)。
  3. 同じくビルド後に実行するコマンドラインに、COMコンポーネントの登録を解除します(図7)。
[リスト11]COMコンポーネントの登録解除
regsvr32 /u AzureCOMSample.dll
図7:ビルドイベントの登録
図7:ビルドイベントの登録

 これでサンプルの作成は終了です。ビルドしてコンパイルエラーが無いことを確認してください。

実行

 はじめに開発エミュレータで実行します。図8の通り、テキストボックスに文字列を入力し、ボタンをクリックします。

 Azure COM Sample:入力した文字列と表示されれば正常に動作しています。

図8:開発エミュレータでの実行結果
図8:開発エミュレータでの実行結果

 開発環境での実行が正常に確認できたら、Windows Azureにデプロイし結果を確認します。図9の通り表示されれば正常に動作しています

図9:Windows Azure環境上での実行結果
図9:Windows Azure環境上での実行結果

 デプロイ時に前回紹介した「リモートデクトップの設定」を行っておくと、正常に動作しない場合にWindows Azureにログインして調査することが可能です。

 例えば、IISが正しく構成されているか確認したい場合は、Azure上でIIS Managerを起動します(図10)。アプリケーションプールから、GUID名がついているものがWebロールのアプリケーションプールです。

図10:Azure上のIIS Manager
図10:Azure上のIIS Manager

 [Advanced Settings...]をクリックして、詳細ダイアログを開きます(図11)。Enable 32-Bit ApplicationsがTrueになっていれば正しく構成されています。

図11:アプリケーションプールの詳細
図11:アプリケーションプールの詳細

 あとは、通常とデバッグ同じくregeditコマンドでレジストリを参照し、COMコンポーネントが登録されているか確認したりして問題の切り分けを行うことができます。


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著者プロフィール

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XM...

  • WINGSプロジェクト statemachine(statemachine)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂...

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