シンメトリックは、既存の携帯電話向けサイトにJavaScriptをわずか1行追加するだけで、瞬時にスマートフォン向けに最適化できるJavaScriptライブラリ「sparrow.js」(スパロウ.js)を、26日に発表した。なお、「sparrow.js」は同社Webサイトで利用登録書に記入することでダウンロード可能。個人、法人問わず無償で利用できる。
「sparrow.js」は、JSファイルを読み込むだけで、Viewportを自動で挿入し、携帯電話向けサイトをそのままスマートフォンで閲覧可能になる。また、スマートフォンだけに適応するCSSの定義や、半角カナの全角カナへの変換、ページ内リンクへのスクロールアニメーション挿入、絵文字の絵文字画像への変換、style属性中のfont-sizeプロパティの変換(文字サイズの調整)といった変換作業を行ってくれる。
さらに、HTML中の要素にclass属性を埋め込むことで、指定した要素以下の削除や、指定した要素以下の別の文字列への置き換え、style属性を無効にし、class属性で指定したクラスセレクタの有効化、スマートフォンIF(リスト)への変更ができる。
同社は、「sparrow.js」のテクノロジーを普及することで、より多くの携帯電話向けサイトをスマートフォンに対応させ、日本のスマートフォンユーザーがより多くのサービスを利用/選択可能になることを目指している。そして、スマートフォン向けコンテンツを従来の携帯電話でも表示できるようにする同社の製品「ラウンドアバウト」導入を検討するきっかけの1つとして位置づけているという。
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・シンメトリック
・「sparrow.js」
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