フェンリルは16日、Webブラウザの最新版「Sleipnir(スレイプニル) 3 for Windows」をリリースした。
コンセプトとして「リッチでパワフルなブラウザ」を掲げており、感性を刺激するユーザーインターフェイスのリッチさや、快適なブラウジングを支援するパワフルな機能にこだわって、作りこまれている。
アルファ版(デザインプレビュー)の発表から正式リリースまで丸3年かかった理由については、同社のブログで「開発途中で2年ほど事業基盤の安定化に注力した。また、Webを閲覧するためだけに進化を続ける競合ブラウザに対し、同社ならではの答えを出すために何度も試行錯誤などを繰り返した」といった主旨を説明している。
SleipnirはWindows版の他、Mac、iPhone/iPad、Android、Windows Phone 7向けのバージョンもリリースされており、同社のアカウントサービス「Fenrir Pass」を用いることで、ブラウザ間のブックマーク同期を簡単に取ることができる。今後はブックマークの同期以外にも、デバイス間のデータのやりとりや、ログイン管理機能などの実装が予定されている。
【関連リンク】
・Sleipnir 3 for Windows
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・Fenrir Pass
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斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)
株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...
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