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WebARENA15周年目の節目に用途特化型の新サービス
「WebARENA メールホスティング」登場

~現場エンジニア発の逆転の発想とは?~

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 2012年、NTTPCコミュニケーションズの提供するホスティング、クラウド、データセンターサービス「WebARENA」が15周年を迎えます。また、この節目となる年に新たなメールサービス「WebARENA メールホスティング」の提供が開始されます。ここでは「WebARENA」が歩んだ15年を振り返りつつ、新サービスの特長をみていきましょう。

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メール用途に特化し、高信頼&低価格を両立した「WebARENA メールホスティング」

 「WebARENA」15周年に合わせ、新たに用途特化型のサービスを展開するNTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)。これまでは、いわば「箱」を提供してきた同社が用途をターゲットとするサービスを初めて提供することになります。その第一弾となるのが、メールに特化したホスティングサービス「WebARENA メールホスティング」です。

 企業のビジネス活動においてメールは非常に重要な位置を占めています。NTTPCでは従来からその重要性を認識しており、設備の品質や信頼性などを重視したため、ホスティングサービスのメール機能の価格をあまり下げられませんでしたが、最近はユーザーも追随し、価格より品質を重視する傾向が顕著になってきたといいます。

 こういった状況を受けて、新サービスでは信頼性を追求したものとなっています。位置づけとしては「WebARENA Suite X」のメール機能の後継となりますが、新しい技術を搭載するのではなく、今まで培ってきた信頼性の高い技術をもとに開発されました。最大の特長は、この価格帯で設備の冗長化が図られていることです。運用実績があり、故障頻度が極めて少ない機器を採用しつつも冗長化し、徹底して設備故障でのサービス停止を回避する設計になっています。これらにより信頼性が非常に高いメールサービスを提供し、最近ニーズの高いBCP(事業継続計画)対策にも対応できるクオリティを実現しています。

 メールの機能としては、特にセキュリティを重視してウイルスチェックとスパムチェックを標準で提供するほか、転送機能や自動返信機能、メールアドレスの一括登録、メーリングリスト機能、Webメールなどを搭載しています。セキュリティ機能にはシマンテックの技術を搭載していて、ウイルスとスパムの双方で高い検出力があるといいます。

株式会社NTTPCコミュニケーションズ
データセンタ事業部 サービス開発部
ホスティングサービス担当 更井真人氏
株式会社NTTPCコミュニケーションズ データセンタ事業部 サービス開発部 ホスティングサービス担当 更井真人氏

 ターゲットユーザーは200名規模までの企業を想定しており、他のユーザーに影響を与えないように、「WebARENA SuitePRO V3」でも実績のある仮想技術を用いて独立性を実現。利用料金は、容量を「WebARENA Suite X」の基本である30GBの倍となる60GBとした上で月額7980円(税込)を予定しており、年額では8万7780円(税込)と10万円を切る金額に抑えたといいます。

 本サービスをよく表す特長として、エンジニア主導で企画されたという背景が挙げられます。これによって、サービスに関係するすべての部分を技術者の視点でチェックすることができ、細かい部分までユーザーの使い勝手を考えたサービスを開発できたという発案者の更井氏。

 さらに今後、新たな用途特化型のサービスが順次登場するそうです。

「あなたに合ったメールサービス」
ー用途に応じて選べるメールホスティング

 今回の「WebARENA メールホスティング」の提供によって、NTTPCとして共用サーバーの「WebARENA SuiteX」、仮想専用サーバーの「WebARENA Suite PRO V3」、メールホスティングサービスの「Mail Luck!」に加え、4種類のメール機能を選べるようになりました。

 コストパフォーマンスを重視するなら共用サーバーの「WebARENA SuiteX」がお奨めで、100名規模くらいまで対応できます。root権限でシステムを構築したい場合はVPSサービスの「WebARENA SuitePRO V3」。より高機能なメールサーバーが必要であれば「Mail Luck!」で、アンチスパム用のメールゲートウェイだけの利用からメールボックスやメール監査・保存を含めたフルアウトソーシングまで、用途に応じて選べる4つのタイプを提供しています。

 「WebARENA メールホスティング」は、これらのラインアップのギャップを補完するポジションで、簡易ながらも信頼性の高いサービスという位置づけになっています。NTTPCとしては、ラインアップを拡充することで規模感などが合わずに他のサービスに流れていた客層にリーチする考えです。

メールホスティングサービスの比較
サービス名 こんな方におすすめ 規模

共用サーバー
【WebARENA SuiteX】

コストパフォーマンス重視の方 ~100 ID
冗長構成のメールサーバー
【WebARENA メールホスティング】
信頼性重視の方 ~200 ID
高信頼性メールサーバー
【Mail Luck!】
情報セキュリティや既存システムとの連携などカスタマイズ対応重視の方 300~数千 ID
VPS
【WebARENA SuitePRO V3】
root権限をもって構築したい方 ~200 ID

時代のニーズを確実に取り込み成長した「WebARENA」

 NTTPCが「WebARENA」の提供を開始したのは1997年のこと。当時は米国型データセンターの日本上陸や情報通信事業の規制緩和によって、続々と新興ホスティング事業者が市場に参入し、競争が一気に激化した時期でした。NTTPCでは、インターネット接続サービス「InfoSphere」のバックボーンのコアセグメントに隣接したデータセンターを開設し、このインフラをベースにISPに対してネットワークやサーバーなどの設備を提供するサービスとして「WebARENA」を開始したといいます。

 当時はインターネットが企業、個人ともに急激に普及が進んだ時期でもあり、「インターネットビジネスのための場所を借りたい」というニーズも高まっていたのです。そのため「バックボーンを利用するお客様がストレスなくWebブラウジングできること」「コンテンツホルダーやインフォメーションプロバイダがインターネットにより高速で安定した情報発信を行えること」をコンセプトとしていました。「WebARENA」というネーミングには、大きなコンサートホールのようにハイクオリティな情報配信環境を提供するという意味が込められていたのです。当初から、データセンターのリソースをリモートから月額料金で利用するというリソース提供型のサービスを実施していました。

 サービス開始当初は、ハウジングサービスの「Gold」、専用サーバーサービスの「Silver」、サブドメイン利用の「Bronze」というラインアップでしたが、1999年にメニューを「Suite」「Symphony」へ一新、特に共用型ホスティングサービスにメール用ディスクスペースを標準で搭載する「Suite」は25MBで月額3000円という価格と相まってユーザを一気に拡大しました。

 2001年には専用サーバーによるホスティングサービス「Solo」、2003年にはシステムを刷新した「Suite2」、2005年には仮想サーバーの先駆けとなる「SuitePRO」、2007年には完全な仮想化を実現した「SuitePRO V2」を提供し、2008年にサーバー設定をコントロールパネルから行える「SuiteX」を提供しました。現在はラインアップにroot権限付き仮想専用サーバー「SuitePRO V3」も加わっています。

 1990年代後半のドットコムブーム、2000年以降のブロードバンドおよび常時接続の普及、2005年以降のサイバー攻撃の増加と複数施行されたセキュリティ要件、仮想化技術、2010年以降のクラウドブームと、その時代のニーズを確実に取り込んできたことが「WebARENA」の歴史であり特長であるといえるでしょう。

サービス登場記念のお得なキャンペーンを実施

 「WebARENA メールホスティング」はサービスリリースを記念してお得なキャンペーンを実施します。このキャンペーンは、6月28日までにお申し込みいただき、お申し込み時のアンケートに回答したユーザーが対象となります。

 月払い契約で初期料金と月額基本料金が最大3か月無料、年一括払い契約なら、初期料金無料で1年分の料金で最大15か月利用できます。詳しくはキャンペーン詳細を参照してください。

 15周年を迎えて新たなスタートを切ったNTTPCの「WebARENA」。今後も期待できそうです。

4月からVPSサービスの低価格プランも提供開始

 現在、仮想専用サーバー(VPS)ホスティングサービスとして「WebARENA SuitePRO V3」が提供されていますが、より手軽に使いやすいプランとして「WebARENA VPS エントリー」が4月12日から追加されることが発表されました。ハードディスク容量10GB、メモリ2GBで、従来のプランと同様のスペックのVPSを使える新メニューです(オンラインでハイスペック版のSuitePRO V3へのアップグレードも可能)。価格は月額1450円(税込み)から。詳しくはサービス紹介ページを参照してください。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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